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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド
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Document Information

このドキュメントの使用法

 1 Oracle ZFS Storage Appliance の概要

ZFSSA の主な機能

サポートされているプロトコル

ZFSSA データサービス

データ可用性

ZFSSA の構成

ブラウザユーザーインタフェース (BUI)

メインウィンドウ

マストヘッド

警告

ナビゲーション

セッションの注釈

タイトルバー

サイドパネルとメニュータイトル

メインウィンドウのサイドパネルとメニュータイトル

プロジェクトの追加

シェアの移動

オブジェクト名

非標準の BUI コントロールのガイド

アクセス権

シェアプロパティーの編集

リスト項目コントロールの表示

モダルダイアログ

一般的な使用法

ステータス

基本的な使用法

ネットワーク

ダッシュボードしきい値

分析

アイデンティティーマッピング

その他のアイコン

サポートされるブラウザ

層 1

層 2

サポートされていないブラウザ

コマンド行インタフェース (CLI)

CLI へのログイン

CLI コンテキスト

ルートコンテキスト

子コンテキスト

動的な子コンテキスト

最後のコンテキスト

以前のコンテキストに戻る

親コンテキストへの移動

コンテキストとタブ補完

コンテキスト固有のコマンドの実行

コミットされていないコンテキスト

プロパティー

CLI のプロパティー

プロパティーの取得

1 つのプロパティー値の取得

タブ補完

プロパティーの設定

設定済みのプロパティー値のコミット

暗黙のコミットによるプロパティー値の設定

プロパティーの値のリストへの設定

プロパティーの特殊文字を含む値への設定

変更不可能なプロパティー

 2 ステータス

 3 初期構成

 4 ネットワーク構成

 5 ストレージ構成

 6 Storage Area Network の構成

 7 ユーザー構成

 8 ZFSSA の設定

 9 警告の構成

 10 クラスタ構成

 11 ZFSSA サービス

 12 シェア、プロジェクト、およびスキーマ

 13 レプリケーション

 14 シャドウ移行

 15 CLI のスクリプト化

 16 保守のワークフロー

 17 統合

索引

プロパティー

CLI のプロパティー

プロパティーとは、コンテキストに関連付けられている、型付けされた名前と値のペアです。特定のコンテキストのプロパティーは、「help properties」コマンドを実行することによって確認できます。ユーザーの設定に関連付けられたプロパティーを取得する例を次に示します。

dory:configuration preferences> help properties
Properties that are valid in this context:

  locale               => Locality

  login_screen         => Initial login screen

  session_timeout      => Session timeout

  session_annotation   => Current session annotation

  advanced_analytics   => Make available advanced analytics statistics

プロパティーの取得

特定のコンテキストのプロパティーは、get コマンドを使用して取得できます。get コマンドを使用してユーザーの設定を取得する例を次に示します。

 dory:configuration preferences> get 
                       locale = C
                 login_screen = status/dashboard
              session_timeout = 15
           session_annotation = 
           advanced_analytics = false
1 つのプロパティー値の取得

get コマンドは、引数として指定された任意のプロパティーを返します。たとえば、login_screen プロパティーの値を取得するには、次のコマンドを実行します。

dory:configuration preferences> get login_screen
                 login_screen = status/dashboard
タブ補完

get コマンドは、使用可能なプロパティーの名前によってタブ補完されます。たとえば、iSCSI サービスの使用可能なプロパティーのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。

dory:> configuration services iscsi get tab 
<status>            isns_server         radius_secret       target_chap_name
isns_access         radius_access       radius_server       target_chap_secret

プロパティーの設定

set コマンドは、プロパティーを指定された値に設定します。ここで、プロパティー名とその値は等号で区切られます。たとえば、login_screen プロパティーを「shares」に設定するには、次のコマンドを実行します。

dory:configuration preferences> set login_screen=shares
                 login_screen = shares (uncommitted)

アプライアンス上の状態を構成するプロパティーの場合は、プロパティーを設定してもその値は変更されず、代わりに、設定された値が記録され、そのプロパティーの値はコミットされていないことが示されます。

設定済みのプロパティー値のコミット

設定済みのプロパティー値を強制的に有効にするには、それらのプロパティー値を明示的にコミットして、複数の値を 1 つの整合性のある変更として変更できるようにする必要があります。いずれかのコミットされていないプロパティー値をコミットするには、commit コマンドを使用します。

dory:configuration preferences> get login_screen 
                 login_screen = shares (uncommitted)
dory:configuration preferences> commit
dory:configuration preferences> get login_screen
                 login_screen = shares

コミットされていないプロパティーを含むコンテキストから移動しようとすると、この移動によって設定済みのプロパティー値が破棄される旨の警告が表示され、移動を確認するよう求められます。次に例を示します。

dory:configuration preferences> set login_screen=maintenance/hardware
                 login_screen = maintenance/hardware (uncommitted)
dory:configuration preferences> done
You have uncommitted changes that will be discarded. Are you sure? (Y/N) 
暗黙のコミットによるプロパティー値の設定

コンテキスト内のプロパティーが別のコンテキストから設定された場合、つまり、コンテキストを変更するコマンドに set コマンドが追加された場合、そのコミットは暗黙的に行われ、制御が発信元のコンテキストに返される前に実行されます。次に例を示します。

dory:> configuration preferences set login_screen=analytics/worksheets
                 login_screen = analytics/worksheets
dory:>
プロパティーの値のリストへの設定

一部のプロパティーには、値のリストを指定します。これらのプロパティーでは、リストの要素をコンマで区切るようにしてください。たとえば、NTPservers プロパティーを、次のように NTP サーバーのリストに設定できます。

dory:configuration services ntp> set servers=0.pool.ntp.org,1.pool.ntp.org
                      servers = 0.pool.ntp.org,1.pool.ntp.org (uncommitted)
dory:configuration services ntp> commit
プロパティーの特殊文字を含む値への設定

プロパティー値にコンマ、等号、引用符、または空白が含まれている場合は、値全体を引用符で囲む必要があります。たとえば、デフォルトのプロジェクトの sharenfs シェアプロパティーを読み取り専用にするが、ホスト「kiowa」には読み取り/書き込み権を提供するように設定するには、次のコマンドを実行します。詳細は、Chapter 12, シェア、プロジェクト、およびスキーマを参照してください。

dory:> shares select default
dory:shares default> set sharenfs="ro,rw=kiowa"
                     sharenfs = ro,rw=kiowa (uncommitted)
dory:shares default> commit

変更不可能なプロパティー

一部のプロパティーは変更不可能です。その値は取得できますが、設定することはできません。変更不可能なプロパティーを設定しようとすると、エラーが生成されます。たとえば、デフォルトのプロジェクトの変更不可能な space_available プロパティーを設定しようとすると、次のようになります。詳細は、Chapter 12, シェア、プロジェクト、およびスキーマを参照してください。

dory:> shares select default
dory:shares default> get space_available 
              space_available = 1.15T
dory:shares default> set space_available=100P
error: cannot set immutable property "space_available"

ほかの一部のプロパティーは、特定の条件でのみ変更不可能です。これらのプロパティーに対して、set コマンドは有効ではありません。たとえば、bmc という名前のユーザーがネットワークユーザーである場合、fullname プロパティーは変更不可能です。

dory:> configuration users select bmc set fullname="Rembrandt Q. Einstein"
error: cannot set immutable property "fullname"