Oracle® Solaris 11.2 ネットワークサービスの紹介

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更新: 2014 年 12 月
 
 

NCA ファイル

NCA 機能をサポートするには、いくつかのファイルが必要です。ほとんどのファイルは ASCII 形式ですが、バイナリ形式のファイルもあります。次の表に必要なファイルの一覧を示します。

表 2-1  NCA ファイル
ファイル名
機能
/dev/nca
NCA デバイスのパス名。
/etc/hostname.*
サーバー上で構成されているすべての物理インタフェースについてホスト名が記述されているファイル。
/etc/hosts
サーバーに対応付けられるすべてのホスト名が記述されているファイル。NCA が機能するには、このファイルの各エントリが、対応する /etc/hostname.* ファイル内のエントリと一致していなければなりません。
/etc/init.d/ncakmod
NCA サーバーを起動するスクリプト。このスクリプトは、サーバーのブート時に実行されます。
/etc/init.d/ncalogd
NCA ロギングを開始するスクリプト。このスクリプトは、サーバーのブート時に実行されます。
/etc/nca/nca.if
NCA が実行されるすべてのインタフェースが記述されているファイル。詳細は、nca.if(4) のマニュアルページを参照してください。
/etc/nca/ncakmod.conf
NCA 用のすべての構成パラメータが記述されているファイル。詳細は、ncakmod.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
/etc/nca/ncalogd.conf
NCA ロギング用のすべての構成パラメータが記述されているファイル。詳細は、ncalogd.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
/etc/nca/ncaport.conf
NCA で使用する IP アドレスとポートが記述されているファイル。詳細は、ncaport.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
/system/volatile/nca_httpd_1.door
ドアパス名。
/usr/bin/ncab2clf
ログファイル内のデータを共通ログ形式に変換するために使用されるコマンド。詳細は、ncab2clf(1) のマニュアルページを参照してください。
/usr/lib/net/ncaconfd
ブート時に複数のインタフェース上で NCA が実行するように構成するために使用されるコマンド。詳細は、ncaconfd(1M) のマニュアルページを参照してください。
/usr/lib/nca_addr.so
AF_INET ソケットの代わりに AF_NCA ソケットを使用するライブラリ。このライブラリは AF_INET ソケットを使用する Web サーバー上で使用します。詳細は、ncad_addr(4) のマニュアルページを参照してください。
/var/nca/log
ログファイルのデータを保持するファイル。バイナリ形式のファイルなので編集できません。