Internet Systems Consortium (ISC) DHCP サーバーの実装が Oracle Solaris に追加されました。このソフトウェアは自動的にインストールされないため、次のコマンドを入力してこのサーバーをシステムにインストールできます。
# pkg install pkg:/service/network/dhcp/isc-dhcp
次のリストに、Oracle Solaris リリースの ISC DHCP に関する重要な追加をいくつか示します。
ISC DHCP およびレガシーの Sun DHCP サービスをサポートする複数のサービスが追加されました。DHCP によって使用されるすべてのサービスの一覧については、DHCP サービスによって使用される SMF サービスを参照してください。
dhcpd、dhcprelay、および omshell の 3 つのコマンドが追加されました。DHCP に関連するすべてのコマンドの一覧については、DHCP サービスによって使用されるファイルを参照してください。
ISC DHCP のサーバー構成ファイルは、DHCPv4 については /etc/inet/dhcpd4.conf、DHCPv6 については /etc/inet/dhcpd6.conf です。
ISC DHCP サービス用に dhcpserv というユーザーが追加されました。
ユーザーログインまたは役割では、solaris.smf.manage.dhcp および solaris.smf.value.dhcp 承認を使用して、DHCP コマンドにアクセスできます。
さらに、このリリースに付属する ISC DHCP サーバーは DHCP over IPoIB (IP over Infiniband) をサポートします。DHCP over IPoIB は RFC 4390 に定義されているように、相互運用性が向上します。
ISC DHCP の詳細は、ISC DHCP Web ページを参照してください。