Oracle Fusion Profile Managementコンポーネント: 連携方法
コンテンツ・ライブラリ、プロファイルとプロファイル・タイプ、コンテンツ・サブスクライバ、教育機関、インスタンス・クオリファイア・セット、評点モデルの各コンポーネントを使用して、ビジネス要件を満たすようにOracle Fusion Profile Managementを構成できます。
![コンテンツ・ライブラリには、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプ
(コンテンツ項目: 「コミュニケーション」、「リーダーシップ」、
「顧客中心」)、「言語」コンテンツ・タイプ(コンテンツ項目: 「フランス語」、
「スペイン語」、「日本語」)および「学位」コンテンツ・タイプ
(コンテンツ項目: 理学修士、理学士、文学修士)が含まれています。コンテンツ・サブスクライバ、評点モデル、教育機関、インスタンス・クオリファイア・セットは いずれもコンテンツ・ライブラリに接続されます。個人プロファイル・タイプと
ジョブ・プロファイル・タイプは、コンテンツ・ライブラリのコンテンツ・タイプ
から作成されます。Susan Rodgersの個人プロファイルは個人プロファイル・タイプを使用して作成され、 「コミュニケーション」、「フランス語」および理学修士で構成されています。アプリケーション開発者のジョブ・プロファイルはジョブ・プロファイル・タイプを使用して 作成され、「コミュニケーション」、「スペイン語」および理学修士で構成されています。](images/hrt_defwfprof_profcomp_03_20036436.png)
コンテンツ・ライブラリ
コンテンツ・ライブラリは、コンテンツ・タイプとコンテンツ項目の両方を格納し、プロファイルの基盤として機能します。
プロファイル・タイプ
プロファイル・タイプは、プロファイルの作成に使用するテンプレートです。プロファイル・タイプにより、次のことが決まります。
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プロファイルが個人用か、ジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャ用か。
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プロファイルのコンテンツ。
コンテンツ・ライブラリからコンテンツ・タイプを選択し、プロファイル・タイプのコンテンツ・セクションを作成します。
プロファイル
個々の就業者の個人プロファイルを作成したり、ジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャのモデル・プロファイルを作成します。モデル・プロファイルに対してどのプロファイル・タイプを選択するかにより、そのプロファイルに必要な情報が決まります。たとえば、個人プロファイルには、個人の学歴、言語スキル、コンピテンシ、アクティビティと関心に関する情報を含めることができます。ジョブ・プロファイルには、コンピテンシ、言語スキル、学位、資格など、ジョブの要件に関する情報を含めることができます。
コンテンツ・サブスクライバ
コンテンツ・サブスクライバは、プロファイル管理の外部からコンテンツ・タイプを使用するアプリケーションです。
教育機関
教育機関を定義して、就業者がプロファイルに学位などの学歴情報を追加できるようにすることができます。
インスタンス・クオリファイア・セット
コンテンツ・タイプにインスタンス・クオリファイアを割り当てます。インスタンス・クオリファイア・セットは、プロファイルのコンテンツ項目の複数のインスタンスを一意に識別するものです。たとえば、複数のユーザーが就業者のプロファイルでコンピテンシのパフォーマンス評点を更新した場合、インスタンス・クオリファイアによりコンピテンシの各インスタンスに一意の識別子が割り当てられます。一意の識別子により、各評点を付けたユーザーを判別できるようになります。
評点モデル
コンテンツ・ライブラリにコンテンツ・タイプを作成する際には、評点モデルを添付して、パフォーマンスと熟達度の測定に使用するスケールを決定できます。評点モデルを使用して、就業者の離職のリスクおよび影響を測定したり、就業者のポテンシャルを測定することもできます。