プライマリ・コンテンツへ移動
Oracle® Cloud Oracle Social Networkの使用

F11483-01
目次へ移動
目次

前へ
前へ
次へ
次へ

アドインでのMicrosoft Outlookとの対話

この項では、アドインでのMicrosoft Outlookと対話する方法について説明します。

OutlookとOutlook用のアドインとの間で共有されるアクティビティにはどのようなものがありますか。

Microsoft Outlookの電子メール、会議の詳細およびタスクをOracle Social Networkの会話またはウォールに追加できます。また、Microsoft Outlook用Oracle Social NetworkアドインでOutlook関連のアクティビティを開始できます。たとえば、Outlookの連絡先リストへのOracle Social Networkの連絡先の追加、Outlookのタスクの作成、アドインからのリンクや添付ファイルを含む電子メールの送信、Outlookカレンダの会議のスケジュール、およびOracle Social NetworkならびにOutlookのアドレス帳やその他の通常使用しているソースからの参加者の選択を行うことができます。

会話またはウォールに電子メール、会議の詳細またはタスクを追加するにはどうすればよいですか。

Microsoft Outlook用Oracle Social Networkアドインを使用して、Outlookの電子メール、会議の詳細およびタスクをOracle Social Networkの会話に追加できます。また、アイテムの受信者および添付ファイルを追加できます。アイテムを編集して、そのコンテンツ、受信者および添付ファイルの一部またはすべてを除外できます。元のデータの他に、コンテンツ、ユーザーおよびファイルを追加できます。

追加するアイテムと含めるコンテンツの量に注意してください。追加するOutlookのアイテムの長さによっては、急速に会話のまとまりが失われる可能性があります。追加を確定する前に、それを編集して無駄な部分を除去して簡略化できます。ヘッダー情報、署名やその他の不要な部分を削除することを検討してください。

  1. 次のいずれかのアクションを実行して、Outlookアイテム(電子メール、会議またはタスク)を会話またはウォールに追加します。
    • Outlookアイテムを選択し、Outlookリボンで「Oracle Social Networkに追加」をクリックします。

    • Outlookアイテムを右クリックし、「Oracle Social Networkに追加」をクリックします。

    • Outlookアイテムを選択し、電子メールを追加する会話またはウォールに移動し、その最上部のバナーでオプション・メニュー・アイコンをクリックし、「Oracle Social Networkに追加」を選択します。

    • ターゲットの会話またはウォールを開き、Outlookアイテムをオープン中の会話またはウォールにドラッグ・アンド・ドロップします。

    • 会議またはタスクで、フォームの上部にあるアイテムのリボンの「追加先」をクリックします。

    • 電子メールのリボンで、「送信時」の下の次のいずれかのオプションを選択します。

      • 移動先: 電子メールを送信するかわりにメッセージを会話またはウォールに投稿します。

      • コピー先: メッセージを会話またはウォールに投稿しますが、電子メールも送信します。

        このオプションは、メッセージにソーシャル・ネットワークのメンバーでないユーザーが含まれている場合に役立ちます。一般に、これはディスカッションを開始するメッセージではなく単純な投稿情報に使用します。そうしないと、電子メール・スレッドと会話が同期しなくなります。たとえば、ソーシャル・ネットワークのメンバーでないユーザーに場所や予定表などの会議の詳細を送信し、それをソーシャル・ネットワークの会話にコピーして、会議のドキュメントなど、社内で使用する他の関連情報とともに通信の記録が作成されるようにすることができます。

      電子メールは、「送信」をクリックすると会話またはウォールに移動またはコピーされます。

      注意: 電子メールを会話またはウォールに投稿しない場合は、「投稿しない」を選択して電子メールの送信のみを行います。

  2. 結果のダイアログで、「会話」にはターゲットとした会話またはウォール、または電子メール、会議またはタスクのタイトルが移入されます(これは新しい会話のタイトルになります)。別の会話を選択するには「会話」をクリックし、最近の会話またはお気に入りの会話を選択します。または、別の名前の会話を作成するには「新規」をクリックします。

    注意: 新しい会話の作成の詳細は、会話を始めるにはどうすればよいですか。を参照してください。

  3. 電子メール、会議またはタスクに含まれるユーザーが、Oracle Social Networkユーザーの場合は、「招待者」に追加されます。招待する他のユーザーを選択するには、「招待者」をクリックし、「メンバーの選択」ダイアログで、メンバーとして追加するグループとユーザーを選択します。

    名前をダブルクリックしてダイアログの下部にある「選択」リストに追加するか、名前を選択し、「選択」をクリックしてすべての選択を追加します。複数のユーザーまたはグループを選択するには、[Ctrl]を押しながらクリックします。

    デフォルトでは、電子メール受信者のリストが表示されます。表示を変更するには次のタブをクリックします。

    • 受信者: 電子メールを受信したユーザーのリストを表示します。

    • 連絡先: 連絡先のリストを表示します。

    • グループ: グループのリストを表示します。

    • 現在のメンバー: 既存の会話に電子メールを追加している場合は、その会話のメンバーであるユーザーとグループを表示できます。

    または、ユーザーまたはグループの名前の一部を入力し、ポップアップされたリストから選択することもできます。

    注意: Oracle Social Networkに電子メールを追加するときに特定の電子メール・アドレスまたはドメイン名を無視するようOracle Social Networkに指示することで、不要な電子メール受信者を非表示にできます。詳細は、会話またはウォールに電子メール・メッセージを投稿するときに、特定の電子メール・アドレスまたはドメインを無視するようOracle Social Networkに指示するにはどうすればよいですか。を参照してください。

  4. 電子メール、会議またはタスクの一部であるドキュメントは、「添付ファイル」に追加されます。他の添付ファイルを追加するには、「添付ファイル」をクリックし、ダイアログで「追加」をクリックして、添付するドキュメントを選択し、選択したドキュメントの説明を追加します。

    注意: 選択したドキュメントは、会話またはウォールにアップロードされますが、追加ドキュメントとして電子メール、会議またはタスクに添付されません。

  5. 「次として投稿」をクリックして、テキストの投稿方法を選択します。
    • 最上位レベルのメッセージ: 電子メールを1つ以上の個別メッセージとして投稿します。メッセージ分割によって各メッセージの終わりがマークされます。メッセージ分割の詳細は、手順6を参照してください。

    • 返信のある単一メッセージ: ダイアログの最初の電子メール・メッセージを最上位レベルのメッセージとして会話またはウォールに投稿し、他のすべてのメッセージは最上位レベルのメッセージへの返信として投稿します。メッセージ分割によって各メッセージの終わりがマークされます。メッセージ分割の詳細は、手順6を参照してください。このオプションは電子メール・スレッドで役立ちます。

    • Wordドキュメント: 電子メールをMicrosoft Wordドキュメントとして投稿します。書式およびインライン・イメージは保持されます。メッセージ分割はサポートされません。

    • HTMLドキュメント: 電子メールをHTMLドキュメントとして投稿します。書式およびインライン・イメージは保持されます。メッセージ分割はサポートされません。

  6. 電子メール、会議またはタスク内のテキストは、ダイアログのエディタに含まれます。テキストと書式の編集、リンクの追加または削除、Oracle Social Networkアイテムへの参照の挿入、メッセージの分割方法の変更を行うことができます。

    Oracle Social Networkでは、電子メールのメッセージに対応してメッセージ分割(「メッセージ終了」インジケータ)が自動的に追加されます。ただし、会話またはウォールへの電子メールの投稿方法を制御するためにメッセージ分割を手動で追加または削除することもできます。

    • メッセージ分割を削除するには、「メッセージ終了」行全体を削除します。

    • メッセージ分割を追加するには、メッセージを分割する場所にカーソルを置き、「メッセージ分割の追加」をクリックします。

    複数のメッセージを含む電子メールを追加している場合、電子メールでの表示と同様に、最新のメッセージがダイアログに最初に(最上位に)表示されます。メッセージがOracle Social Networkに追加されると、ダイアログの最初のメッセージが最初に会話またはウォールに投稿され、その後に残りのメッセージが投稿されます。

    ダイアログでメッセージの順序を逆にする(古いメッセージから順に表示する)には、「メッセージのソート」をクリックして「新しいメッセージから」を選択します。

    注意: メッセージ分割がない場合、ソート順序は影響しません。

  7. 「投稿」をクリックします。

会話またはウォールに電子メール・メッセージを投稿するときに、特定の電子メール・アドレスまたはドメインを無視するようOracle Social Networkに指示するにはどうすればよいですか。

Oracle Social Networkの一部であるが、会話またはウォールに電子メール・メッセージを投稿する際に含める必要がないアドレスまたはドメイン名から電子メールを送受信することがあります(たとえば、配信リストやサポート電子メール・アドレスなど)。これらの電子メール・アドレスとドメイン名を無視するようにOracle Social Networkに指示し、会話またはウォールに電子メールを追加する際に「受信者」リストに表示されないようにすることができます。また、Oracle Social Networkへの送信電子メール・メッセージの投稿を求めるプロンプトが表示される場合(Outlookで、Oracle Social Networkの使用を求めるプロンプトが表示されるようにするにはどうすればよいですか。を参照)、無視する電子メール・アドレスとドメイン名に対するプロンプトは生成されません。

電子メール・アドレスまたはドメイン名は、次の方法で無視リストに追加できます。

  • 会話またはウォールに電子メールを追加する場合は、次のようにします。

    1. 「Oracle Social Networkに追加」ダイアログで、「招待者」をクリックします。

    2. 「メンバーの選択」ダイアログの「受信者」タブで、無視する電子メール・アドレスおよびドメイン名を持つ受信者を右クリックします。

    3. 「招待者を無視リストに追加」または「招待者のドメインを無視リストに追加」を選択します。

      無視された電子メール・アドレスおよびドメイン名と一致する受信者は、リストから即時に削除されます。

  • 「電子メールの投稿中」プリファレンスで、エントリを追加、編集または削除します。詳細は、Outlookで、Oracle Social Networkの使用を求めるプロンプトが表示されるようにするにはどうすればよいですか。の手順4を参照してください。

自分のMicrosoft Outlookの連絡先リストにOracle Social Networkの連絡先を追加するにはどうすればよいですか。

このタスクは、会話またはウォールのメンバーシップ・リストや「ユーザーおよびグループの表示」パネルのいずれかのタブなど、ユーザーやグループがリストされる場所で実行できます。次に、アドインの「ユーザーおよびグループの表示」パネルからOutlookの連絡先を追加する方法について説明します。

  1. ナビゲーション・バーで、「ユーザーおよびグループの表示」アイコンをクリックします。
  2. タブをクリックして開きます。
    「ユーザーおよびグループ」タブ
    ヒント: 「グループ」タブでウォールを開くグループをダブルクリックし、「メンバー」タブをクリックしてそのメンバーを表示します。
    「メンバー」タブ
  3. リスト上のいずれかのユーザーを右クリックし、「Outlookの連絡先に追加」を選択します。

Outlook用のアドインを使用してMicrosoft Outlookカレンダの会議をスケジュールするにはどうすればよいですか。

  1. メッセージ、ユーザー、会話、ウォール、またはその他のアイテムを右クリックし、「会議のスケジュール」を選択してOutlookカレンダの会議スケジューラを開きます。

    複数のユーザーまたはグループを1つのアクションで招待することもできます。

    1. 「ユーザーおよびグループ」タブで、[Ctrl]キーを押しながらクリックして複数のユーザーまたはグループを選択します。

    2. 右クリックしてコンテキスト・メニューから「会議のスケジュール」を選択します。

      選択したユーザーまたはグループが、会議の招待者のリストに追加されます。

  2. Outlookカレンダでの入力の場合と同様の方法で、会議の設定を終了します。

注意: 会話またはウォールにOutlookカレンダから会議の詳細を追加できます。詳細は、会話またはウォールに電子メール、会議の詳細またはタスクを追加するにはどうすればよいですか。を参照してください。

新規会議をアドイン内のどこから開始したかによって、会議に自動的に招待されるユーザーと招待状の内容は異なります。次に例を示します。

  • メッセージを右クリックすると、メッセージを投稿したユーザーが会議スケジューラの「宛先」フィールドに自動的に追加されます。また、メッセージへのリンクが、招待状の本文に含まれます。

  • ドキュメントを右クリックすると、ドキュメントをアップロードしたユーザーが会議スケジューラの「宛先」フィールドに追加されます。また、ドキュメントへのリンクが、招待状の本文に含まれます。

  • リストされている会話、ウォール、コレクションまたはソーシャル・オブジェクトを右クリックすると、会議スケジューラの「宛先」フィールドにだれも自動的に追加されません。ただし、右クリックしたアイテムへのリンクが、メッセージの本文に含まれます。

ヒント: スケジューラの「出席者」リストを使用して、Oracle Social Networkを使用するユーザーを招待できます。「会議出席依頼」「出席者」「アドレス帳」の順に選択します。Outlookカレンダの「出席者とリソースの選択」ダイアログで「アドレス帳」メニューを開き、「Outlookアドレス帳」(または「その他のアドレス帳」)の下の「Oracle Social Network」を選択します。

Outlook用のアドインからMicrosoft Outlookのタスクを作成するにはどうすればよいですか。

これは、会話またはウォールのメンバー・リストや「ユーザーおよびグループの表示」パネルのいずれかのタブなど、ユーザーやグループがリストされるどの場所でも実行できます。次に、アドインの「ユーザーおよびグループの表示」パネルからOutlookのタスクを作成する方法について説明します。

  1. ナビゲーション・バーで、「ユーザーおよびグループの表示」アイコンをクリックします。
  2. タブをクリックして開きます。
    「ユーザーおよびグループ」タブ
  3. リスト上のいずれかのユーザーを右クリックし、「タスクの作成」を選択します。
    注意: グループの場合、グループをダブルクリックして、その「メンバー」タブを開き、次にグループ・メンバーを右クリックします。
    「メンバー」タブ
  4. 他のOutlookのタスクの場合と同様に「タスク」フォームに入力し、保存します。

Outlook用のアドインから電子メールを送信するにはどうすればよいですか。

会話のメッセージのリスト、「ユーザーおよびグループの表示」パネルのユーザーまたはグループ、「ドキュメント」パネルのドキュメント、会話またはウォールの「ドキュメント」タブなど、Outlook用のアドインのほぼどこからでもOutlook電子メールを送信できます。

注意: 会話またはウォールにOutlook電子メールを追加することもできます。詳細は、会話またはウォールに電子メール、会議の詳細またはタスクを追加するにはどうすればよいですか。を参照してください。

  1. アイテム、ユーザーまたはグループを右クリックし、「電子メールの送信」または「電子メールで送信」(どこで開始したかによって異なる)を選択します。
  2. 他のOutlook電子メールの場合と同様にメッセージを入力し、送信します。

このアクションを開始したユーザー、グループまたはアイテムのタイプによって送信内容が決まります。表14-3に、ユーザー、グループおよびアイテム・タイプをリストし、「電子メールの送信」または「電子メールで送信」を選択した場合の処理について説明します。

表14-3 アドインから送信する場合に電子メールに含まれるもの

電子メールの送信元 電子メール・フォームを開く場所

会話

「件名」フィールドに会話の名前、電子メールの本文に会話へのリンク

コレクション

「件名」フィールドにコレクションの名前、電子メールの本文にコレクションへのリンク

メッセージ

「宛先」フィールドにメッセージを投稿したユーザーの電子メール・アドレス、「件名」フィールドにメッセージが投稿された会話の名前、電子メールの本文にメッセージとメッセージへのリンク

受信者がリンクをクリックすると、メッセージが投稿された会話がWebバージョンのOracle Social Networkで開きます

ドキュメント

「宛先」フィールドにドキュメントをアップロードしたユーザー、「件名」フィールドにドキュメントが投稿された会話の名前、添付ファイルとして追加されるドキュメント

ユーザー

「宛先」フィールドにユーザーの名前

グループ

「宛先」フィールドにグループのすべてのメンバー