パーティション化
パーティション化は、データ・オブジェクトのデータを細かく分割するデータ管理機能です。
デフォルトおよびカスタム・データ・オブジェクトのパーティション戦略の有効化および更新についてさらに学習します。
Oracle Unity APIを使用してデータ・オブジェクトにパーティションを構成する方法については、Oracle Unity Developerヘルプ・センターを参照してください。
パーティション化の説明
パーティション化がデータ・オブジェクトで定義されている場合、パーティション戦略に従ってデータを分割できます。パーティション戦略では、データ・オブジェクトのデータを分割する方法を定義します。
パーティション化は、時間の経過に伴って直線的に増加し、最終的に数千万件のレコードを格納するデータ・オブジェクトに適しています。
例: Oracle UnityのOrderデータ・オブジェクトは、日付パーティション戦略に基づいてパーティション化されます。Oracle Unityでは、OrderDate属性に従ってデータを分割し、毎月新しいパーティションを作成します。2021年1月に対して1つのパーティション、2021年2月に対して別のパーティション、のように作成されます。
パーティション化の利点
パーティション化の主な利点は、問合せパフォーマンスが向上することです。データ・オブジェクトのレコードを表示するとき、パーティションによって検索をフィルタして、Oracle Unityによる検索の完了に必要な時間を短縮できます。検索するデータ・オブジェクトの特定のパーティションを定義すると、それ以降Oracle Unityで無関係なレコードをスキップして、定義されたパーティションでのみ検索できます。
例: データ・オブジェクトのレコードの表示のステップに従い、Orderデータ・オブジェクトを選択します。検索する月数(過去2か月など)に基づいてフィルタを作成することで、Oracle Unityは、検索を完了するために、その特定のパーティション(月)内からのみデータを取得する必要があります。
また、パーティション化により、データをより小さく、より管理しやすい単位に分割することで、データをより効率的に管理できます。
パーティション戦略の有効化および更新
デフォルト・データ・オブジェクトおよびカスタム・データ・オブジェクトのパーティション戦略を有効化および更新できます。
デフォルト・データ・オブジェクトでのパーティション戦略の有効化および管理
テナントで初回の公開ジョブを実行する前に、デフォルト・データ・オブジェクトのパーティション戦略を有効化および管理できます。テナントで初回の公開ジョブを実行したら、デフォルト・データ・オブジェクトのパーティション戦略は追加することも、変更することも、削除することもできません。
初回の公開ジョブを実行する前に、デフォルト・データ・オブジェクトのパーティション戦略を有効化または確認するには、データ・オブジェクトの編集のステップに従って、パーティション戦略を確認します。
カスタム・データ・オブジェクトでのパーティション戦略の有効化および管理
カスタム・データ・オブジェクトは、初めて変更を公開する前に、有効化および管理できます。初めてカスタム・データ・オブジェクトの変更を公開したら、パーティション戦略は、追加することも、変更することも、削除することもできません。
カスタム・データ・オブジェクトのパーティション戦略を有効化または管理するには、カスタム・データ・オブジェクトの作成のステップに従って、パーティション戦略を確認します。
カスタム・データ・オブジェクトの変更の初回の公開を実行していない場合は、データ・オブジェクトの編集のステップに従ってパーティション戦略を確認することで、パーティション戦略を有効化または更新できます。
Oracle Unityデータ・オブジェクトのパーティション戦略
パーティションは、Event、Order、Order Itemなどのオブジェクトの日付データ型の属性に基づきます。
Oracle Unityのパーティション戦略について、次の点に注意してください。
-
パーティション戦略は日付に基づきます。
-
パーティション戦略は、パーティションが動的に作成される方法を定義します。
-
日付戦略に基づいてデータをフィルタする場合に使用される特定の属性(OrderDateなど)が作成されます。
-
戦略の書式によって、パーティションのサイズが制御されます。Oracle Unityで使用可能な2つの書式は、月次パーティションを作成するyyyyMMと年次パーティションを作成するyyyyです。