マスター・エンティティのユース・ケース

次のユース・ケースを確認して、組織の特定のニーズに基づいて様々なタイプのマスター・エンティティを作成する方法を確認します。これらのマスター・エンティティを作成するための特定のタスクを確認するには、マスター・エンティティの作成のステップに従います。

Householdマスター・エンティティ

顧客レコードに関連する世帯データは、すでにCustomer Groupデータ・オブジェクトに格納されている可能性があります。ただし、Customer Groupデータ・オブジェクトをHouseholdデータ・オブジェクトとして再利用し、その後Householdマスター・エンティティを作成できます。

Householdマスター・エンティティの作成中に、このユース・ケースについての次の特定のタスクを完了します。

  1. データ・オブジェクトの編集のステップに従って、Customer Groupを選択し、次のように編集します。

    • 「オブジェクト名」Householdに更新します。

    • 「リソース名」HOUSEHOLDに更新します。

  2. ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、次のパラメータを指定してMasterHouseholdおよびHousehold_MasterHouseholdを作成します。

    • 両方のデータ・オブジェクトに対して、「プロファイル」オブジェクト・グループを選択します。

    • MasterHouseholdにはmasterhousehold、Household_MasterHouseholdにはhousehold_masterhouseholdのリソース名を入力します。

    • 「詳細オプションの表示」のデフォルト値はそのままにします。

  3. Householdマスター・エンティティの作成の残りのステップを完了し、Householdマスター・エンティティに固有のパラメータを更新します。

Accountマスター・エンティティ

B2Bデフォルト・データ・モデルを使用している場合、Accountデータ・オブジェクトにはビジネス・アカウント・レコードが格納されます。このデータ・オブジェクトを使用してAccountマスター・エンティティを作成できます。これにより、ビジネス・アカウント・レコードを統合できます。データ・モデルに既存のAccountデータ・オブジェクトがない場合は、このユース・ケース用に作成できます。

ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、MasterAccountおよびAccount_MasterAccountを作成します。必要に応じて、Accountデータ・オブジェクトも作成します。

Accountマスター・エンティティの作成中に、このユース・ケースについての次の特定のタスクを完了します。

  1. ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、MasterAccountおよびAccount_MasterAccountのみを作成し、既存のAccountデータ・オブジェクトを使用します。

    • すべてのデータ・オブジェクトに対して、「プロファイル」オブジェクト・グループを選択します。

    • MasterAccountにはmasteraccount、Account_MasterAccountにはaccount_masteraccountのリソース名を入力します。

    • 「詳細オプションの表示」のデフォルト値はそのままにします。

    • Accountデータ・オブジェクトについては、属性の作成のステップに従って、次の属性と各データ型を作成する必要があります。

    • 属性名 データ型
      Alternate Emails 文字列配列
      Alternate Names 文字列配列
      Alternate Phones 文字列配列
      Annual Revenues 文字列
      Control Year 文字列
      Country 文字列
      Currency 文字列
      Currency Code 文字列
      DataFox Company ID 文字列
      Description 文字列
      DNB Location Type 文字列
      DUNS Number 文字列
      Employee Total int
      Fax Number 文字列
      Federal Tax ID Number int
      Foreign Trade Code 文字列
      Global Exchange Name 文字列
      Global Reference ID 文字列
      Industry Classifications 文字列配列
      Is Active boolean
      Line Of Business 文字列
      NAICS Code 文字列
      NAICS Description 文字列
      Name 文字列
      Organization Size double
      Ownership Type 文字列
      Parent Reference ID 文字列
      Primary Language 文字列
      Primary Phone 文字列
      Primary URL 文字列
      Properties 文字列配列
      SIC Code 文字列
      SIC Description 文字列
      Source AccountGroup ID 文字列
      Status 文字列
      Stock Symbol 文字列
      Sub Account Reference ID 文字列
      TaxPayer ID 文字列
      Type 文字列
      Year Established 文字列
      Year Incorporated 文字列
  2. Accountマスター・エンティティの作成の残りのステップを完了し、Accountマスター・エンティティに固有のパラメータを更新します。

Account Groupマスター・エンティティ

マスター・エンティティを作成して、アカウント・グループ・レコードに関連する統合レコードを格納できます。B2Bデフォルト・データ・モデルには、アカウント・グループに関連するデータを格納するデータ・オブジェクトがないため、Account Groupデータ・オブジェクトを作成する必要があります。

  1. ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、次のパラメータを指定してAccount Group、MasterAccountGroupおよびAcctGroup_MasterAcctGroupを作成します。

    • すべてのデータ・オブジェクトに対して、「プロファイル」オブジェクト・グループを選択します。

    • Account GroupおよびMasterAccount Groupにはmasteraccountgroup、AcctGroup_MasterAcctGroupにはacctgroup_masteracctgroupのリソース名を入力します。

    • Account Groupデータ・オブジェクトについては、属性の作成のステップに従って、必要な属性を作成します。

  2. Account Groupマスター・エンティティの作成の残りのステップを完了し、Account Groupマスター・エンティティに固有のパラメータを更新します。

Assetマスター・エンティティ

資産マスター・エンティティを作成して、通信、公益事業/エネルギ、ハイテク、航空宇宙など、資産集約型の業界をサポートできます。

  1. ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、次のパラメータを指定してAsset、MasterAssetおよびAsset_MasterAssetを作成します。

    • AssetおよびMasterAssetには「その他」のオブジェクト・グループ、Asset_MasterAssetには「プロファイル」のオブジェクト・グループを選択します。

    • Assetにはasset、MasterAssetにはmasterasset、Asset_MasterAssetにはasset_masterassetのリソース名を入力します。

    • Assetデータ・オブジェクトについては、属性の作成のステップに従って、必要な属性を作成します。

  2. Assetマスター・エンティティの作成の残りのステップを完了し、Assetマスター・エンティティに固有のパラメータを更新します。

Siteマスター・エンティティ

サイト・マスター・エンティティを作成して、小売、通信、公益事業/エネルギ、旅行とホスピタリティ、医療など、カスタマ・ジャーニーの管理にサイト/場所が関連する業界をサポートできます。

  1. ステップ1: データ・オブジェクトの作成が完了したら、次のパラメータを指定してSite、MasterSiteおよびSite_MasterSiteを作成します。

    • SiteおよびMasterSiteには「その他」のオブジェクト・グループ、Site_MasterSiteには「プロファイル」のオブジェクト・グループを選択します。

    • Assetにはsite、MasterSiteにはmastersite、Site_MasterSiteにはsite_mastersiteのリソース名を入力します。

  2. Siteマスター・エンティティの作成の残りのステップを完了し、Siteマスター・エンティティに固有のパラメータを更新します。

さらに学ぶ

マスター・エンティティ

マスター・エンティティの作成

属性の作成

カスタム・データ・オブジェクトの作成

データ・オブジェクトの編集

マスター・エンティティ, マスター・エンティティ, マスター・エンティティとは, データ・スキーマ, データ・モデル