マスター・エンティティ
マスター・エンティティは、統合されたレコードを格納するデータ・モデル内のデータ・オブジェクトです。ソース・レコードの重複除去、マージ、プロモーションを行った結果が、対応するマスター・エンティティに格納されます。マスター・エンティティの例として、Master Customer、Master AccountおよびMaster Productがあります。
重複除去ルールおよびプロモーション・ルールについてさらに学習します
例: 顧客John Smithのプロファイル・データ(名前、住所、Eメールなど)がデータ・モデルの複数の属性に記録されている場合、Oracle Unityでは重複除去中にそのデータを比較し、John Smithが複数の顧客としてカウントされないようにします。処理が完了すると、Smith氏のプロファイル・レコードはすべて、プロモーション中にマスター・エンティティ・データ・オブジェクト(MasterCustomer)にリンクされ、設定されます。
マスター・エンティティについては、次の点に注意してください。
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既存のマスター・エンティティに属性を追加して変更を加えることができます。マスター・エンティティの属性の作成についてさらに学習します。
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データ・モデルの任意のデータ・オブジェクトを構成して、新しいマスター・エンティティを作成できます。マスター・エンティティのユース・ケースおよびマスター・エンティティの作成についてさらに学習します。
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新しいマスター・エンティティを作成したら、データ・オブジェクトに関連するデータを集計できます。
「マスター・エンティティ」ページへのアクセス
「マスター・エンティティ」ページにアクセスするには:
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右下隅にあるOracleアイコン
をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
- 「マスター・エンティティ」を選択します。
マスター・エンティティの処理
「マスター・エンティティ」ページには、データ・モデルのマスター・エンティティのリストが表示されます。マスター・エンティティを選択すると、そのエンティティ用に構成された重複除去ルールおよびプロモーション・ルールと詳細が表示されます。次の図は、ページの各部分を示しています。
マスター・エンティティ: マスター・エンティティをクリックすると、詳細が表示されます。
ID解決パイプライン: ページのこの領域には、マスター・エンティティに関する情報が表示されます。次の情報を表示できます。
- ソース・レコードの合計数
- 重複除去およびプロモーション後の一意のマスター・レコードの数
- 最終データ処理日
- 次回データ処理日。
「重複除去」または「プロモーション」をクリックすると、対応するルールの詳細を表示できます。
重複除去およびプロモーション: 「重複除去」タブおよび「プロモーション」タブをクリックすると、詳細が表示されます。
プロモーション・ルールのアクション・メニュー: プロモーション・ルールのアクション・メニューを表示します。
- 編集: JSONベースのエディタを使用してルールを更新します。プロモーション・ルールの詳細ページで、「編集」を再度クリックする必要があります。
- コピー: プロモーション・ルールのコピーを作成します。
- 非アクティブにする/アクティブにする: プロモーション・ルールのステータスを変更します。プロモーション・ルールを削除するには、最初に非アクティブにする必要があります。
- 削除: プロモーション・ルールを削除します。このアクションは元に戻すことができず、削除されたプロモーション・ルールは回復できません。ステータスが「非アクティブ」のプロモーション・ルールのみを削除できます。