Eメール・アドレス・データのインポートの設定

Eメール・データのインポートを設定し、Oracle DMPにエクスポートするために構成するには、次の手順を実行する必要があります。

  • 必要な場合は、ソースを作成して、Oracle UnityがEメール・アドレス・データのインポートに使用するデータのソースを構成します。それ以外の場合は、既存のソースを使用してEメール・アドレス・データをインポートします。

  • Eメール・アドレス・データをインポートする既存の取込みジョブを更新します。それ以外の場合は、新しい取込みジョブを作成してEメール・アドレス・データをインポートします。

    • 取込みジョブのフィールド・マッピングを構成して、以前に作成したHashedEmail属性を、Eメール・アドレス・データを格納するソース・フィールドにマップします。

    • HashedEmailからEメールへのマッピングにハッシュ変換を適用して、データが適切な形式でインポートされて、Oracle DMPにエクスポートできるようにします。

ノート: この統合は現在、制限付提供です。この機能の有効化についてさらに学習するには、Oracleサポートに連絡してください。

データを正常にインポートできるように、ソース・ファイルおよび取込みジョブの正しいフォーマットについてさらに学習します。

  • Oracle UnityCSVファイル標準およびサポートされるCSVパーサーをレビューして、ソース・ファイルが正しくフォーマットされていることを確認します。

  • Oracle Unityデータ・モデルの空またはnullデータのインポート方法および空/nullデータの制限事項を確認してください。

ソースの作成

Eメール・アドレス・データをインポートするための既存のソースが構成されていない場合は、ソースの作成ステップに従って、ソース・タイプ「セキュアFTP」を選択します。次に、このソースを選択して取込みジョブを構成します。

Eメール・アドレス・データを適切な形式でインポートするための取込みジョブの更新

Eメール・アドレス・データをインポートする既存の取込みジョブがある場合は、取込みジョブの管理のステップに従い、次の構成でフィールド・マッピングを更新します。

  • 新しいHashedEmail属性を、Eメール・アドレス・データを格納するソース・フィールドにマップします。

  • 次のパラメータを使用してハッシュ変換を適用します。

    • 「SHA-256」を選択します。

    • 「小文字に変換」のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。

Eメール・アドレス・データをインポートする既存の取込みジョブがない場合は、次のステップに従って、HashedEmail属性をマップしてハッシュ変換を適用するために必要な構成が設定された新しい取込みジョブを作成します。

取込みジョブの作成

Eメール・アドレス・データをインポートする既存の取込みジョブがない場合は、次のステップに従って、HashedEmail属性をマップしてハッシュ変換を適用するために必要な構成が設定された新しい取込みジョブを作成します。

取込みジョブを作成するには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「データ・フィード」を選択します。
  3. 右上隅の「データ・フィードの作成」をクリックし、「取込みジョブ」を選択します。

「取込みジョブの作成」ページが表示されます。

ステップ1: ジョブ詳細の定義

ジョブ詳細セクションでは、Oracle Unityで取込みジョブを表示する方法を定義できます。以前に作成したソースも選択する必要があります。

ジョブ詳細を定義するには:

  1. 取込みジョブの詳細を入力します。
    • 名前: 名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字にスペースは使用できません。
    • ジョブID: 入力したジョブ名から自動入力される一意のシステム識別子。ジョブを作成した後はこの値を変更できません。

    • 摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
    • ソース: ドロップダウン・リストを使用して、以前に作成したソースを選択します。ソースの詳細が表示されます。詳細をレビューして、正確であることを確認します。
  2. 詳細が正しく構成されていることを確認したら、「続行」をクリックします。

ジョブ詳細セクションのイメージ

ステップ2: フィールド・マッピング

データをOracle Unityにインポートする方法を構成するには、手動フィールド・マッピングを設定する必要があります。フィールド・マッピングでは、ソース・ファイルのフィールドをデータ・モデルの属性にマップする方法を定義できます。

手動フィールド・マッピングを設定するには、次の手順を実行する必要があります。

ソース・オブジェクトの作成

ソース・オブジェクトを作成するには:

  1. 「手動」の下の「ソース・オブジェクトの作成」をクリックします。
  2. 「ソース・オブジェクトの作成」ボタンのイメージ

  3. ソース・オブジェクトの名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字は英字である必要があります。

  4. 「ソース・オブジェクトの追加」ダイアログのイメージ

    重要: ソース・オブジェクトに指定する名前によって、ジョブの実行時に処理されるファイルが決まります。たとえば、住所データをインポートするには、ソース・オブジェクト名に"address"を含めて、ファイル名に"address"が含まれるすべてのファイルがインポート対象として識別されるようにします。ソースの構成時に「自動」ファイル名パターンを選択すると、Oracle Unityはソース・オブジェクト名を使用してファイル名パターンを作成します。Oracle Unityでは、ファイルの照合およびインポート時に、圧縮されたファイルと、接頭辞または接尾辞が付いたファイルが含まれます。定義するソース・オブジェクト名では大/小文字が区別されることに注意してください。

必要に応じて、ソース・オブジェクトを編集または削除できます。ソース・オブジェクトを削除すると、ソース・オブジェクトに対して構成されたすべてのフィールド・マッピングも削除されます。

ソース・オブジェクトを編集または削除するには:

  1. ソース・オブジェクト名の横にある「アクション」メニュー(アクション・メニュー・ボタンのイメージカスタム・データ・オブジェクトを編集する場合に使用します。)をクリックします。
  2. ソース・オブジェクトのアクション・メニューのイメージ

  3. 「編集」または「削除」を選択します。

ソース・フィールドのサンプル・ファイルの追加

手動フィールド・マッピングを完了するには、次の要件を満たすサンプル・ファイルを準備します。

  • サンプル・ファイルはCSVまたはTXT形式です。
  • ソース・ファイルのカスタム正規表現で定義されている区切り文字は、サンプル・ファイルの区切り文字と一致します。
  • サンプル・ファイルは100MB未満です。

サンプル・ファイルを追加するには:

  1. サンプル・ファイルをサンプル・ファイル・セクションにドラッグするか、「参照」をクリックしてコンピュータ上のファイルを選択します。サンプル値をフィールドに追加することもできます。
  2. サンプル・ファイルを追加する場所を示すイメージ

  3. 「マッピングの開始」をクリックします。
  4. サンプル・ファイルを追加したら、「マッピングの開始」をクリックします。

  5. 次のステップに従って、ソース・オブジェクト・フィールドとデータ・モデル属性のマッピングを開始します。

ソース・オブジェクト・フィールドとデータ・モデル属性のマッピング

ノート: フィールド・マッピングの非表示のデータ・オブジェクトおよび属性にアクセスしたり、検索することはできません。取込みジョブの非表示データ・モデル・アイテムについてさらに学習します。

ソース・オブジェクト・フィールドをデータ・モデル属性にマップするには:

  1. Eメール・データが格納されているソース・フィールドの「編集」編集ボタンのイメージ。取込みジョブのフィールド・マッピングを完了する場合に使用します。 をクリックします。
  2. 鉛筆アイコンをクリックして属性の追加を開始します

  3. 以前に作成したEメール属性を選択または検索します。
  4. 推奨属性および検索フィールドを示すイメージ

  5. 属性を追加するには、チェックマークチェックマーク・ボタンのイメージ。取込みジョブのフィールド・マッピングを確認する場合に使用します。をクリックします。
  6. 「変換」をクリックして、属性に変換を追加します。
  7. データ変換リンクを示すイメージ

  8. 「ハッシュ」変換を選択します。
  9. ハッシュ変換用に次の構成をします。
    • 「SHA-256」を選択します。
    • 「小文字に変換」のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  10. 追加のフィールド・マッピングの構成およびソース・フィールドの管理のステップに進みます。

ステップ3: スケジュールと通知

取込みジョブのスケジュールと通知設定を構成する必要があります。

「スケジュールと通知」セクションのイメージ

取込みジョブをスケジュールして、通知設定を定義するには:

  1. 取込みジョブのスケジュールを構成します。
    • 定期的にジョブを自動的に実行する場合は、「繰返し」をクリックします。次のジョブの実行がスケジュールされているのに、あるジョブがまだ実行されている場合、現在のジョブが完了するまで次のスケジュール済実行は開始しません。同じ取込みジョブの2つのスケジュール済インスタンスは同時に実行できません。
    • 必要に応じてジョブを実行する場合は、「オンデマンド」をクリックします。
  2. ジョブが繰返しの場合は、実行する「頻度」「開始時間」および「日」を選択します。
  3. 「通知」フィールドに、ジョブの実行時に通知を受け取る個人のEメール・アドレスを入力します。複数のEメールを指定する場合は、カンマで区切ります。
  4. 通知Eメールの取込みジョブのメトリックは概算であり、必ずしも100%正確ではないことに注意してください。

  5. ジョブが失敗した場合にのみ通知が必要な場合は、「失敗時のみ通知」チェック・ボックスを選択します。

ステップ4: 取込みジョブの保存と公開

取込みジョブを保存したら、実行する前に変更を公開する必要があります。

取込みジョブを保存および公開するには:

  1. ページ上部にスクロールして、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。
  2. 変更の公開のステップに従います。

公開タスクが完了すると、取込みジョブを実行できます。取込みジョブの管理についてさらに学習します。

Oracle Unityデータ・モデルに適切な形式でEメール・データをインポートした後、Oracle DMPへのOracle Unityセグメントのエクスポートのステップに従います。

さらに学ぶ

取込みジョブの作成

ハッシュ変換

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