GoogleへのOracle Unityセグメントのエクスポート
組織のEメール・データをOracle Unityデータ・モデルにインポートした後、セグメントをエクスポートしてデータをGoogleに配信できます。
セグメントをGoogleにエクスポートするには、次の操作を実行する必要があります:
-
Googleの宛先を作成します。3つの異なるGoogleの宛先を作成できます。
-
Google DV360パートナ
-
Google DV360広告主
-
Google Ads
-
Googleキャンペーンを正常に作成、公開および実行した後、Google AdsまたはDV360アカウントにログインしてセグメント・データにアクセスして、広告キャンペーンを設定できます。
Googleの宛先の作成
まず、Googleの宛先を作成します。
Googleの宛先を作成するには:
-
右下隅にあるOracleアイコン
をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
-
「宛先」を選択します。
-
右上隅の「宛先の作成」をクリックします。
-
宛先詳細を定義します。
ジョブ詳細セクションでは、宛先のタイプおよびOracle Unityでの表示方法を定義できます。ドロップダウン・リストを使用して、「Google Ads」、「Google DV360広告主」、「Google DV360パートナ」のいずれかを選択します。
-
タイプ: 「Google Ads」、「Google DV360広告主」、「Google DV360パートナ」のいずれかを選択します。
-
名前: 名前を入力します。名前は1文字以上50文字以内である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字にスペースは使用できません。
-
宛先ID: 入力した宛先名から自動入力される一意のシステム識別子。宛先を作成した後はこの値を変更できません。
-
摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。
-
-
MediaBridgeアカウントを構成します。
MediaBridgeは、Oracle Unityが使用するOracle Advertisingの配信システムです。
-
クライアントID: MediaBridgeのプロビジョニングの一部として提供されます。
-
クライアント・シークレット: IDCS管理者に連絡して、クライアント・シークレットを入手してください。
-
範囲: MediaBridgeのプロビジョニングの一部として提供されます。
-
組織ID: MediaBridgeのプロビジョニングの一部として提供されます。
すべての詳細を入力したら、「接続の検証」をクリックして、Oracle UnityがMediaBridgeサービスにアクセスできることを確認します。
接続の問題がある場合は、MediaBridge資格証明の正確さを確認してください。それでも問題が発生する場合は、Oracle Supportに問い合せてください。
-
Google広告アカウントの構成
Googleの宛先を作成し、MediaBridgeアカウントを確認した後、次のステップとしてGoogle広告アカウントを構成します。
重要: 広告アカウントに対するUnityアクセスを要求する前に、Googleアド・マネージャでカスタマ・マッチ・アップロード・パートナとしてOracleを承認し、広告アカウントをOracleと共有する必要があります。この共有を有効にしていない場合は、Oracle UnityがDOES_NOT_EXIST
エラーを返します。
Google広告アカウントの要求
Googleの宛先は、Googleアド・マネージャ・アカウントの広告アカウント共有を使用します。Oracle Unityは、特定の広告アカウントへのアクセスをOracle Unityと共有する権限を求める要求をGoogleに送信します。この要求は、以前に構成したGoogleの宛先で実行します。
新しい広告アカウントを要求するには、Googleの宛先でアイコンをクリックして「編集」を選択します。新しく構成されたGoogleの宛先構成画面が表示されます。「MediaBridgeアカウントの認証」セクションを通過してGoogle広告アカウント・セクションまでスクロールします。
Google広告アカウントの有効化要求リンクをクリックします。画面の右側で、Google広告アカウントIDを入力し、「承認の取得」をクリックします。
これにより、その広告アカウントをOracleと共有する要求がGoogleアド・マネージャで開始されます。
ノート: 最大1時間かかるFacebookの広告アカウントの承認とは異なり、広告アカウントをOracleと共有している場合は、Google広告アカウントの承認が即座に実行されます。広告アカウントをOracleと共有していないと、「アカウントの追加」の承認要求が失敗します。
Googleキャンペーンの作成
キャンペーンを作成するには、次のステップを実行します:
新規キャンペーンを作成するには:
-
右下隅にあるOracleアイコン
をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
-
「キャンペーン」を選択します。
-
右上隅で、「キャンペーンの作成」をクリックします。
「キャンペーンの作成」ページが表示されます。
ノート: ページ上の様々なセクションを開いたり閉じたりするには、矢印ボタンまたはセクション見出しの任意の場所をクリックします。
ステップ1: キャンペーン詳細の定義
「キャンペーン詳細」セクションでは、Oracle Unityでのキャンペーンの表示方法を定義できます。
キャンペーン詳細を定義するには:
-
キャンペーンの詳細を入力します。
- 名前: 名前を入力します。名前は1文字以上、最大30文字である必要があります。文字(a–zおよびA–Z)、数字(0–9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびスペースのみを使用してください。先頭の文字にスペースは使用できません。
-
キャンペーンID: キャンペーンの一意のシステム識別子。キャンペーンを作成した後はこの値を変更できません。
- キャンペーン名に英語の文字が使用されている場合、「キャンペーンID」フィールドは、入力したキャンペーン名から自動入力されます。この値は、キャンペーンが作成されるまで変更できます。
- キャンペーン名に、言語設定でサポートされている別の言語の文字が使用されている場合、「キャンペーンID」フィールドは空白のままになります。英字を使用して名前を入力する必要があります。
- 摘要: 摘要を入力します。このフィールドはオプションですが、作成するすべてのエンティティに対して摘要を追加することをお薦めします。これは、他のユーザーがOracle Unityを使用したり操作するときに、追加の情報を得るのに役立ちます。説明には最大512文字を使用でき、使用する文字に制限はありません。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。
- 「続行」をクリックします。
ステップ2: 宛先の選択
「宛先」セクションでは、セグメントのエクスポート先を選択できます。
宛先を選択するには:
-
前述のステップで作成したGoogleの宛先を選択します。「接続の検証」をクリックすれば、MediaBridgeの接続を確認できます。
-
Google広告アカウントの選択をクリックし、ACTIVEの広告アカウントのリストから選択します。
ノート: 探している広告アカウントが表示されない場合は、広告アカウントがACTIVE状態であることを確認してください。そうでない場合は、Googleアド・マネージャに移動して、広告アカウントを共有します。
- 「続行」をクリックします。
ステップ3: セグメントの選択
「セグメント」セクションでは、キャンペーンに対してエクスポートするセグメントを選択できます。
emailSha256パーソナライズ属性を持つセグメントを選択する必要があります。emailSha256パーソナライズ属性を含まないセグメントを選択すると、別のセグメントを選択するように求めるアラートが表示されます。
セグメントを選択するには:
-
セグメント名を入力して、作成されたセグメントを検索します。
-
セグメントのパーソナライズ属性のリストが表示されます。パーソナライズ属性のリストを編集するには、キャンペーンを作成する前に、セグメントに対して選択したパーソナライズ属性を更新する必要があります。セグメントの管理についてさらに学習します。
-
セグメントの詳細を確認し、「続行」をクリックします。
ステップ4: スケジュールおよび通知
キャンペーンのスケジュールおよび通知の設定を構成することが必要です。
キャンペーンをスケジュールし、通知設定を定義するには:
-
キャンペーンのスケジュールを構成します。
-
定期的にキャンペーン・ジョブを自動実行するには、「繰返し」をクリックします。次のジョブの実行がスケジュールされているのに、あるジョブがまだ実行されている場合、現在のジョブが完了するまで次のスケジュール済実行は開始しません。同じキャンペーンの2つのスケジュール済インスタンスは同時に実行できません。
-
「オンデマンド」キャンペーンはGoogleに対するオプションではなく、無効になっていることに注意してください。
-
-
定期的なキャンペーン・ジョブについては、実行する「頻度」、「開始時間」および「日」を選択します。「毎時」の頻度はGoogleに対するオプションではなく、無効になっていることに注意してください。
-
「通知」のフィールドに、キャンペーン・ジョブが実行されたときに通知する対象となる人のEメール・アドレスを入力します。言語設定でサポートされているすべての言語の文字を使用できます。複数のEメールを指定する場合は、カンマで区切ります。
-
キャンペーン・ジョブが失敗した場合にのみ通知されるようにするには、「失敗時のみ通知」オプションをクリックします。
ステップ5: キャンペーンの保存および公開
キャンペーンを保存した後、実行する前に変更を公開する必要があります。
-
ページ上部にスクロールして、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。
-
変更の公開のステップに従います。
公開タスクが正常に完了したら、キャンペーンを実行できます。
アクティブ化/オーディエンス・ステータスとその説明
オーディエンス・ステータスは、次の方法で「キャンペーン」画面に関連付けられています。
アクティブ化は、オーディエンスがGoogleで作成されるステップであることに注意してください。したがって、アクティブ化ステータスを、「キャンペーン」画面ではオーディエンス・ステータスと呼んでいます。
PENDING |
これは、アクティブ化がMediaBridgeに送信されるまでUIに表示される一時的なステータスです。 |
INITIATED |
新規アクティブ化のステータスです |
ACTIVATED |
メタデータがパートナ・プラットフォームに送信された後、アクティブ化はACTIVATEDになります。 |
DEACTIVATED |
アクティブ化は使用されなくなりました |
ERROR |
アクティブ化の実行中に問題が発生しました |
DELETED |
オーディエンスがパートナ・プラットフォームから削除されました。 |
PAUSED |
現在はデータを配信していません |