会社間配賦の生成方法

会社間配賦の生成には、「会社間配賦の生成」プロセスと「一般会計配賦の生成」プロセスの2つを使用できます。どちらのプロセスも単一元帳配賦または相互元帳配賦に使用できます。「会社間配賦の生成」プロセスは、Oracle Fusion Intercompanyの表を更新します。

「一般会計配賦の生成」プロセスは、Oracle Fusion General Ledgerの表を更新します。

会社間配賦に影響する設定

次の表は、「会社間配賦の生成」プロセスおよび「一般会計配賦の生成」プロセスのパラメータを示しています。

パラメータ

「会社間配賦の生成」プロセス

「一般会計配賦の生成」プロセス

ルールまたはルール・セット

配賦計算を作成するルールまたはルール・セットを選択します。

配賦計算を作成するルールまたはルール・セットを選択します。

会社間トランザクション・タイプ

会社間トランザクションのタイプでグループ化および識別されるトランザクションのタイプを選択します。

該当なし

配賦の転記

該当なし

1つの勘定科目から別の勘定科目に伝播される金額を記帳する場合に選択します。

相互元帳配賦の処理

該当なし

複数の元帳で実行される配賦を処理します。

会社間会計の使用

該当なし

配賦トランザクションを、FUNアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)で決定された会社間勘定に転記します。

このオプションは、相互元帳配賦でのみ表示されます。

仮勘定科目の使用

該当なし

配賦トランザクションを仮勘定科目に転記します(ある場合)。相互元帳配賦が仕訳インポートを使用して処理されます。

このオプションは、相互元帳配賦でのみ表示されます。

「会社間配賦の生成」プロセスを使用した会社間配賦の処理方法

「会社間配賦の生成」プロセスでは、次の処理が実行されます。

  1. FUN APIをコールして、会社間トランザクションを作成し、配賦明細を処理します。

  2. 一般会計インタフェース表から配賦明細を抽出し、会社間インタフェース表に移入します。

  3. 会社間インタフェース表への移入が成功した場合、一般会計インタフェース表から配賦明細を削除します。

  4. 送り側法的エンティティ別にバッチを生成し、受け側法的エンティティ別に明細をグループ化して、法的エンティティごとにトランザクションが1つ存在するようにします。

  5. 会社間インタフェース表への移入に入力通貨金額を使用します。

「一般会計配賦の生成」プロセスを使用した会社間配賦の処理方法

「一般会計配賦の生成」プロセスでは、次の処理が実行されます。

  1. 単一元帳仕訳に対する配賦の転記を選択している場合は、仕訳インポートを使用して会社間配賦を処理します。

  2. ルールまたはルール・セットに相互元帳明細が含まれている場合は、FUN APIをコールして会社間勘定を生成します。会社間勘定を使用して相互元帳配賦を処理するよう選択します。

    ノート: 仮勘定を使用して相互元帳配賦を処理するよう選択している場合は、仕訳インポートによって配賦明細が処理されます。
  3. 一般会計に送られる相互元帳配賦に、会社間売掛/未収金勘定明細または会社間買掛/未払金勘定明細を提供します。

  4. 一般会計インタフェース表に、相互元帳配賦の元帳ごとに適切な明細を移入します。