7育成目標の一括割当

この章の内容は次のとおりです。

目標の一括割当は、同時に複数の人に育成目標を割り当てるための機能です。HR担当者は、一括割当要求を作成し、目標ライブラリから育成目標を選択するか、育成目標を作成して要求に追加します。その後、選択した育成目標を選択した就業者に割り当てるための要求を発行できます。マネージャの要求者としてのHR担当者は、この機能を使用して、そのマネージャの育成目標を割り当てることができます。「目標の一括割当」ページにアクセスするには、「キャリア開発」作業領域の「自分のキャリア開発」ページで、「タスク」タブにある「関連リンク」パネルから「目標の一括割当」をクリックします。

「目標の一括割当」ページで、HR担当者は一括割当要求を作成できます。また、既存の一括割当要求を検索し、ビジネス・ニーズに合うように更新することもできます。

目標の一括割当機能を使用すると、HR担当者は次のことができます。

  • マネージャおよびその部下全員、またはマネージャの直属の部下のみに目標を割り当てます。

  • 就業者を選択する際に、マネージャの直属の部下またはすべての部下のリストから特定の個人を除外します。

  • プロファイル基準を満たす就業者に目標を一括で割り当てるために適格プロファイルを選択します。

HR担当者は、「目標の一括割当」ページを使用して、育成目標の一括割当要求を作成および更新します。「目標の一括割当」ページにアクセスするには、「キャリア開発」作業領域の「自分のキャリア開発」ページで、「タスク」タブにある「関連リンク」パネルから「目標の一括割当」をクリックします。マネージャにかわって就業者に育成目標を割り当てるための一括割当要求を作成します。要求を作成する際は、次の事項を決定する必要があります。

  • 一括割当要求でどの育成目標を選択するか

  • 目標をどのマネージャ階層または個人に割り当てるか

  • 適格プロファイルを要求に今すぐ追加するか、後で追加するか

  • 一括割当要求をいつスケジュールするか

一括割当要求を使用した育成目標の選択

一括割当要求を作成する際は、育成目標を追加する必要があります。要求のサービス・プロセスの完了後、就業者が自分の育成プランでこれらの育成目標を使用できるようになります。これらの目標の育成意図は「組織」としてタグ付けされ、就業者はこれらの目標を削除できません。

マネージャ階層および個人への目標の割当

マネージャまたは選択した個人のかわりに育成目標を割り当てるには、「目標の一括割当」ページで一括割当要求を作成して発行します。要求でマネージャを選択すると、選択したマネージャに表示される育成目標のみが割当に使用できるようになります。選択した育成目標をマネージャの直属の部下、非直属の部下または選択した部下に一括で割り当てることができます。

一括割当要求への適格プロファイルの追加

一括割当要求に適格プロファイルを追加して、要求に含まれる育成目標を、すべての必須プロファイルの基準を満たす個人に割り当てます。育成目標を、ジョブ、ジョブ・ロール、事業所、年齢またはその他の基準によって適格性要件を満たす就業者に制限することができます。たとえば、事業所適格プロファイルを要求に追加して、目標を特定場所に事業所がある個人に制限します。勤続期間を追加して適格性をさらに絞り込み、事業所および勤続期間によって就業者を制限できます。

育成目標の一括割当要求内の適格プロファイルを選択すると、アプリケーションでは次のように目標が割り当てられます。

  • すべての適格プロファイルが必須としてマークされている場合、個人はすべての適格プロファイルの基準を満たす必要があります。

  • 必須としてマークされている適格プロファイルがない場合、個人は1つ以上の適格プロファイルの基準を満たす必要があります。

  • 必須としてマークされている適格プロファイルとそうでない適格プロファイルがある場合、個人はすべての必須プロファイルおよび1つ以上の必須でないプロファイルの基準を満たす必要があります。

  • 1つのみの適格プロファイルが必須としてマークされている場合、個人はその適格プロファイルの基準を満たす必要があります。

一括割当要求のスケジューリング

「目標の一括割当」ページで要求を発行すると、「目標スケジュール済プロセスの管理」ページが自動的に表示されます。プロセスをすぐに実行することも、スケジュールした時刻に(1回または固定間隔で)実行することもできます。プロセスの完了後、要求に含まれている目標が、要求で選択されたすべての就業者に割り当てられます。結果を表示するには、「目標の一括割当: アサイメントのレビュー」ページで「割当結果」ボタンをクリックします。