38その他の設定および保守タスク

この章の内容は次のとおりです。

コンテキスト・アドレス用のマッピング・サービスの設定

コンテキスト・アドレスにはオレンジ色の三角形(「詳細」アイコン)が付いています。ユーザーが三角形の上にカーソルを置くと、クリックすることでマップ上にアドレスを表示できるアイコンが表示されます。「コンテキスト・アドレスのマッピング・サービス」プロファイル・オプションでは、マップを表示するために使用するマッピング・サービスを指定します。「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

  • 機能領域: 「アプリケーション拡張」または製品固有の機能領域

  • タスク: アプリケーション・ツールキット管理者プロファイル値の管理

プロファイル・オプションのデフォルト

デフォルトでは、「コンテキスト・アドレスのマッピング・サービス」プロファイル・オプションにはどの値も存在しません。

注意: このプロファイル・オプションに有効な値を入力するまで、ユーザーがコンテキスト・アドレスのマップを開こうとするたびにエラーが表示されます。

プロファイル・オプション値

「コンテキスト・アドレスのマッピング・サービス」プロファイル・オプションを検索および選択した後、次に示すように、「プロファイル値」列にマッピング・サービスのURLを入力します。

  • http://maps.google.com/maps?output=embed&q=

  • http://maps.live.com/default.aspx?where1=

  • http://bing.com/maps/?v=2&encType=1&where1=

パラメータをURLに含めることができます。たとえば、Google Mapsのロケータ・ボックスを回避する場合は、URLに&iwloc=&を追加します。したがって、プロファイル値としてhttp://maps.google.com/maps?iwloc=&&output=embed&q=と入力します。

ホーム・ページ設定

ホーム・ページ・ナビゲーションの構成

「ホーム構成」ページを使用して、ホーム・ページのページ・コントロール内のインフォレット・ページまたはその他の構成可能なページのアイコンを構成します。

開始する前に

前提条件は次のとおりです。

  1. 「ナビゲータ」メニューから、「構成」「構成」を選択します。

  2. 「ホーム構成」タブをクリックします。

  3. サンドボックスをアクティブ化します。使用中のサンドボックスがアクティブではない場合、「構成」作業領域で「編集」をクリックします。サンドボックスをアクティブ化するよう求められます。

    ヒント: 使用しているサンドボックスがすでにアクティブの場合、「構成」作業領域に「編集」ボタンは表示されません。

求められた場合、コンテキスト・レイヤーを選択して、変更の影響を受けるユーザーの範囲を決定します。変更を完了したら、変更をプレビューし、テストした後、サンドボックスを公開して、ユーザーがその変更を使用できるようにします。

設定の定義

ページ・コントロール内のインフォレット・ページまたはその他の構成可能なページのアイコンの名前変更、その表示設定の変更および順序変更を行うことができます。「ホーム構成」ページで、次のことを実行できます。

  • インフォレット名またはその他の構成可能なページの名前をクリックし、名前変更します。

  • インフォレットまたはその他の構成可能なページの「表示」フィールドをクリックして、その表示設定を変更します。ホーム・ページのページ・コントロールでこれらのページのアイコンを表示または非表示にすることができます。次のいずれかのオプションを選択できます。

    • はい: アイコンがページ・コントロールに表示されます。

    • いいえ: アイコンはページ・コントロールに表示されません。

    • EL式: EL式の評価によって、アイコンがページ・コントロールに表示されるかどうかが決まります。

  • 使用できる構成可能なページをデフォルトのホーム・ビューとして設定するかどうかを指定するには、そのページの「デフォルト・ビュー」フィールドをクリックします。次のいずれかのオプションを選択できます。

    • はい: そのページがデフォルトのホーム・ビューに設定されます。

    • いいえ: そのページはデフォルトのホーム・ビューに設定されません。

    • EL式: EL式の評価によって、そのページがデフォルトのホーム・ビューに設定されるかどうかが決まります。

    注意: クイック処理などの特定の構成可能なページのみが、デフォルトのホーム・ビューとして設定できます。これらのページの「デフォルト・ビュー」フィールドをクリックすると、「はい」「いいえ」「EL式」などを選択するためのオプションが表示されます。これらのオプションは、デフォルトのホーム・ビューとして設定できないその他のページには使用できるようになりません。
  • 「上に移動」アイコンおよび「下に移動」アイコンを使用して、ホーム・ページのページ・コントロール内のインフォレット・ページやその他の構成可能なページのアイコンの相対位置を調整します。

プロファイル・オプションを使用して、すべてのページの上に表示されるフィルムストリップの設定を定義できます。

  • ユーザーがフィルムストリップを使用できるようにするには、「スプリングボード・ストリップ有効」プロファイル・オプション(FND_USE_FILMSTRIP)を「はい」に設定します。

  • FND_USE_FILMSTRIPプロファイル・オプションが「はい」に設定されている場合、フィルムストリップをデフォルトで展開表示できます。これを行うには、「スプリングボード・ストリップ有効」プロファイル・オプション(FND_EXPAND_FILMSTRIP)を「はい」に設定します。ユーザーはあらゆるページで引き続きストリップを縮小したり展開したりできますが、操作を実行すると、そのユーザーの後続のセッションで、そのプロファイル・オプションがデフォルトで設定されます。

「外観」作業領域を使用して、まずホーム・ページ・レイアウトを選択し、それから表示設定を定義します。「テーマ」タブを使用して、デフォルトのホーム・ページ・レイアウトをパネル、バナーまたはニュース・フィードとして選択します。次に、「ホーム・ページ表示」タブを使用して、ホーム・ページの表示設定を定義します。「テーマ」タブを使用して設定したホーム・ページ・レイアウトにより、「ホーム・ページ表示」ページで使用可能なオプションが異なる場合があります。

ホーム・ページの外観の定義方法を見てみましょう。ただし開始する前に、サンドボックスをアクティブ化してください。

ホーム・ページ・レイアウトの定義

  1. 「ナビゲータ」「構成」「外観」をクリックします。

  2. 「テーマ」タブをクリックします。

  3. 「テーマ」リストから、事前定義済または保存済のテーマを選択します。

  4. 「デフォルト・ホーム・ページ・レイアウト」リストから、「パネル」「バナー」、または「ニュース・フィード」を選択します。

  5. 「適用」をクリックします。

    事前定義済テーマを選択した場合、テーマ名を入力し、「OK」をクリックして、変更内容を反映した別のテーマを作成します。保存済テーマを選択した場合、アプリケーションにテーマの変更が直接適用されます。

パネル・レイアウトまたはバナー・レイアウトを使用するホーム・ページの表示設定の定義

「テーマ」ページでパネルまたはバナー・レイアウトを選択した場合は、次のステップに従ってホーム・ページの様々なセクションでの情報の表示を構成します。

  1. 「ホーム・ページ表示」タブをクリックします。

  2. 次のいずれかのオプションを選択して、ホーム・ページに表示します。

    • ソーシャル: フォロワ数などのソーシャル・ネットワーキング・コンテンツを表示します。

    • お知らせ: 従業員へのお知らせを表示します。

    • カバー・イメージ: 「テーマ」ページで指定する、メイン・パネルまたはバナーのイメージを表示します。

    • なし

  3. ホーム・ページのメインのパネルまたはバナーにソーシャル・ネットワーク・プロファイルとHCMのどちらからの写真を表示するかを指定します。

  4. 「適用」をクリックします。

ニュース・フィード・レイアウトを使用するホーム・ページの表示設定の定義

「テーマ」ページでニュース・フィード・レイアウトを選択した場合は、次のステップに従ってホーム・ページの様々なセクションでの情報の表示を構成します。

  1. 「ホーム・ページ表示」タブをクリックします。

  2. 表の「名前」列で、いずれかのセクション名をクリックしてその名前を変更します。

  3. 表示設定を変更するセクションの「表示」フィールドをクリックします。ホーム・ページのセクションを表示または非表示にすることができます。

    • はい: セクションがホーム・ページに表示されます。

    • いいえ: セクションはホーム・ページに表示されません。

    • EL式: EL式の評価によって、セクションはホーム・ページに表示されるかどうかが決まります。

  4. 「順序」列で、「上に移動」アイコンおよび「下に移動」アイコンを使用して、ホーム・ページ内のセクションの相対位置を調整します。

  5. 「適用」をクリックします。

クイック処理の構成

クイック処理により、自分自身、チームまたはクライアント・グループに対する処理を迅速に開始できます。ニュース・フィードのホーム・ページ・レイアウトを使用する場合、「構成」メニューを使用してクイック処理を構成できます。

次のことが可能です。

  • 処理を有効または無効にします。

  • 処理グループの表示順序を変更します。

  • 処理名またはアイコンを変更します。

  • ホーム・ページのタブにクイック・リンクとして表示されるように、処理を頻繁に使用される処理として指定します。

  • 処理を複製します。

処理を構成する場合、変更は構成したタブにのみ適用されます。たとえば、ある処理が「自分のチーム」タブと「自分のクライアント・グループ」タブの両方に表示され、「自分のチーム」タブで処理を変更した場合、その変更は「自分のチーム」タブの処理にのみ適用されます。

アクションを構成するには:

  1. ナビゲータで、「構成」作業領域の「構成」タスクをクリックします。

  2. 「ナビゲーション構成」ページで、構成する処理が含まれたグループ(「自分」、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」)をクリックします。

  3. 「グループの編集 <Group Name>」ページで、「クイック処理」タブをクリックします。

  4. クイック処理のリストから、必要なページ名を展開し、構成する処理をクリックします。

  5. 処理の名前または表示を変更します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

クイック処理グループを構成するには:

  1. ナビゲータで、「構成」作業領域の「構成」タスクをクリックします。

  2. 「ナビゲーション構成」ページで、構成するグループ(「自分」、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」)をクリックします。

  3. 「グループの編集 <Group Name>」ページで、「クイック処理」タブをクリックします

  4. 編集するグループの名前をクリックします。

  5. 「グループの編集: <Group Name>」ページで、グループの名前を変更します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

  7. 「ナビゲーション構成」ページの「順序」列で、「上に移動」または「下に移動」矢印をクリックしてメニュー・グループの順序を変更します。

頻繁に使用される処理を構成するには:

  1. ナビゲータで、「構成」作業領域の「構成」タスクをクリックします。

  2. 「ナビゲーション構成」ページで、構成するクイック処理が含まれたグループ(「自分」、「自分のチーム」または「自分のクライアント・グループ」)をクリックします。

  3. 「グループの編集 <Group Name>」ページで、「クイック処理」タブをクリックします。

  4. クイック・リンクとして追加する処理を選択します。

  5. クイック処理のリストから、必要なページ名を展開し、頻繁に使用される処理として構成する処理をクリックします。

  6. 「クイック処理の編集」ページで、「クイック処理リンクとしてホームページ上に追加」チェック・ボックスを選択します。

  7. 「保存してクローズ」をクリックします。

  8. 「グループの編集: <Group Name>」ページの「順序」列で、「上に移動」または「下に移動」矢印をクリックして処理の順序を変更します。

注意: 処理を追加または編集するには、サンドボックスで行う必要があります。変更が完了したら、サンドボックスを公開します。

クイック処理にアクセスするには、権限PER_ACCESS_QUICK_ACTIONS_PRIVを割り当てる必要があります。事前定義済の従業員および派遣就業者ロールには、この権限がすでに付与されています。

会社のお知らせを作成、編集または削除できます。作成したお知らせは、有効化してホーム・ページに表示できます。

お知らせの作成

  1. 「ナビゲータ」から、「ツール」「お知らせ」を選択します。

  2. 「作成」をクリックします。

  3. 件名、開始日、終了日などの詳細を指定します。

  4. カテゴリを選択します。「ユーザー定義」を選択した場合は、追加の詳細を入力できるテキスト・ボックスが表示されます。

  5. 次のいずれかのオプションを選択します。

    • 事前定義: リストからイメージを選択します。

    • ファイル: ローカル・コンピュータからファイルを参照して選択します。

    • URL: イメージの完全なURLを入力します。

    注意: イメージに歪みが生じないように、イメージ・サイズは776x437 px以上になるようにします。
  6. テキスト・ボックスにコンテンツを追加します。テキスト・ボックスにコンテンツを追加します。フォーマットのオプションを使用して、テキストをフォーマットできます。

  7. 「保存してクローズ」をクリックします。

「お知らせ」ページでの変更はすべてのユーザーに対して即時に適用されます。これは、サンドボックスがアクティブになっているときに変更を保存し、まだ変更を公開していないない場合も同様です。

お知らせの編集または削除

  1. 「ナビゲータ」から、「ツール」「お知らせ」を選択します。

  2. 編集または削除するお知らせを選択します。

  3. お知らせの詳細を編集するか、「削除」をクリックします。

ホーム・ページでのお知らせの有効化

お知らせを作成または編集した後、ホーム・ページにお知らせを表示するかどうかを決定できます。

  1. 「ナビゲータ」から、「構成」「外観」を選択します。

  2. 「ホーム・ページ表示」タブをクリックします。

  3. ホーム・ページ・レイアウトに基づいて、次のいずれかのオプションを使用します。

    • パネルまたはバナー: ホーム・パネルのオプションから「お知らせ」を選択し、「適用」をクリックします。

    • ニュース・フィード: 「ニュースとお知らせ」で「はい」を選択し、「適用」をクリックします。

デフォルトのホーム・ページ・レイアウトでも、ホーム・ページのお知らせの表示方法を決定できます。

  • パネルまたはバナー: ホームページには、お知らせの内容のみが表示されます。件名またはイメージは表示されません。

  • ニュース・フィード: ホーム・ページでは、「ニュースとお知らせ」セクションにお知らせ全体が件名およびイメージと一緒に表示されます。

ホーム・ページ設定に関するFAQ

ホーム・ページのページ・コントロールでインフォレット・ページのアイコン名を変更するにはどうすればよいですか。

「構成」作業領域の「ホーム構成」ページを使用してインフォレット・ページのアイコン名を変更します。このページを開くには、「ナビゲータ」メニューから「構成」「構成」を選択して、「ホーム構成」タブをクリックします。

個人情報保護ポリシーは、会社がユーザー・データを収集および管理する方法を知らせる法的コンテンツです。「このアプリケーションについて」ダイアログ・ボックスでは、自社のステートメントへのリンクを追加できます。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。

  2. 個人情報保護ポリシーのURL (PRIVACY_PAGE)プロファイル・オプションを検索します。

  3. 「プロファイル値」セクションで、個人情報コンテンツが含まれるWebページの完全なURLを使用して「プロファイル値」フィールドを更新します。デフォルトでは、このプロファイル値は「N」です。

    注意: リンクが壊れるため、「Y」などの他の値は入力しないでください。
  4. 「保存してクローズ」をクリックします。

これで終了です。グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、このアプリケーションについてを選択することで、ユーザーが「個人情報保護ポリシー」リンクを表示できるようになりました。

一般的なトラブルシューティングの設定に関するガイドライン

アプリケーションで発生した問題をヘルプ・デスクがトラブルシューティングするときに役立つように、ユーザーは再現している問題を記録できます。一部の上級ユーザーには、「このページの情報」ダイアログ・ボックスの詳細情報が必要な場合もあります。トラブルシューティングのための設定では、ユーザーが適切なアクセス権を持っていることを確認し、同時に記録できるユーザー数を決定する必要があります。

アクセス

次の権限を継承するロールが適切なユーザーに割り当てられていることをセキュリティ管理者に確認します。

  • 問題の記録および表示(FND_RECORD_AND_VIEW_ISSUE_PRIV): 基本的な記録を作成するため

  • 問題の記録の拡張オプションの設定(FND_SET_ISSUE_RECORDING_ADVANCED_OPTIONS_PRIV): 記録を開始する前に拡張オプションを設定するため

  • バージョン情報の表示(FND_VIEW_VERSION_INFORMATION_PRIV): アプリケーションの技術コンポーネントのバージョンを確認するため

ユーザー数

記録はサーバーに格納され、デフォルトでは、各サーバーで最大5人のユーザーが同時に記録できます。パフォーマンス上の理由から、「問題を記録できるユーザーの最大数」(ORA_FND_RECORD_ISSUE_MAX_USERS)プロファイル・オプションを5より小さい数値に設定できます。

「自分のダッシュボード」(デフォルトでは空白のダッシュボード)に「ワークリスト: 通知および承認」リージョンを追加できます。このリージョンには、「自分のダッシュボード」を使用して個人に割り当てられたワークフロー・タスクが表示されます。「ワークリスト」リージョンを追加した後、「「ようこそ」ダッシュボードのワークリストのタイムアウト間隔」(ATK_HOME_PAGE_WORKLIST_TIMEOUT)プロファイル・オプションの値を選択します。

リージョンの追加

「自分のダッシュボード」に「ワークリスト: 通知および承認」リージョンを追加するには:

  1. 「ナビゲータ」「自分のダッシュボード」をクリックします。

  2. グローバル・ヘッダーでユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「管理」メニュー・グループで「ページの編集」を選択します。

  3. リージョンを配置する位置で「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。

  4. 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスで「アプリケーション・コンテンツ」フォルダを開きます。

  5. 「ワークリスト: 通知および承認」項目に対して「追加」をクリックします。

  6. 「クローズ」をクリックします。

  7. 作業内容を保存し、「クローズ」ボタンをクリックします。

タイムアウト間隔の定義

ユーザーが「自分のダッシュボード」を開いたときに、これに「ワークリスト: 通知および承認」リージョンが含まれる場合、リージョンのデータが取得されます。「「ようこそ」ダッシュボードのワークリストのタイムアウト間隔」プロファイル・オプションでは、タイムアウトになりデータが表示されなくなるまでの取得継続期間を指定します。「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

  • 機能領域: アプリケーション拡張

  • タスク: アプリケーション・ツールキット管理者プロファイル値の管理

注意: このタスクが表示されない場合は、「オファリング」作業領域で「アプリケーション・ツールキット・コンポーネント保守」機能をオファリング・レベルで有効にしていることを確認してください。

「アプリケーション・ツールキット管理者プロファイル値の管理」ページで、「「ようこそ」ダッシュボードのワークリストのタイムアウト間隔」プロファイル・オプションを設定します。

  • このプロファイル・オプションの値(デフォルトでは空白)を設定しない場合、リージョンはタイムアウトしません。

  • 「ワークリスト」リージョンのデータの取得は、「自分のダッシュボード」の全体的なパフォーマンスに影響します。したがって、ユーザーの「自分のダッシュボード」に「ワークリスト」リージョンが含まれており、パフォーマンスの問題に気付いた場合は、このプロファイル・オプションの値を選択してください。

タイムアウト後、ユーザーはリージョンをリフレッシュしてデータの再取得を試行できます。

ディープ・リンク

ディープ・リンクを使用して、メニュー構造をナビゲートせずにページを開くことができます。ディープ・リンクは、企業の内部ポータルがあり、ポータルからOracle Fusion Applicationsへの直接ナビゲーションを可能にする場合に便利です。たとえば、「自分のチーム」ページへの直接ナビゲーションを有効にすることができます。「ディープ・リンク」作業領域を使用して、使用可能なディープ・リンクの完全なリストを表示します。

URLを「ディープ・リンク」ページからコピーして、外部ポータルにそのまま貼り付けることができます。URLの形式を知る必要もありません。

ログインおよびセキュリティ

管理リンクの表示(FND_VIEW_ADMIN_LINK_PRIV)権限を持つユーザーは、ナビゲータで「ディープ・リンク」メニュー項目を表示できます。外部アプリケーションからディープ・リンクURLをクリックし、まだサインインしていない場合は、「サイン・イン」ページに自動的にリダイレクトされます。

HCMエクスペリエンス設計スタジオ

HCMエクスペリエンス設計スタジオでは、次の処理を実行できます。

  • HCM処理の構成

  • 個人スポットライトの構成

  • 再設計されたHCM処理用のランディング・ページの背景イメージの追加。

HCM処理の構成方法

トランザクション設計スタジオでは、次の処理を実行できます。

  • ビジネスに適用可能なセクションとフィールドが含まれるように、ページを構成するルールを作成します。

  • オプション属性の必須ステータスを変更します。

  • ガイド・プロセス設計を使用する処理での質問リスト・ページの使用の可否を制御します。

  • 表示するフレックスフィールドおよびセグメントを有効にします。

ルールに対して次の共通基準を指定できます。

  • 雇用主: ルールの対象となる雇用主を選択します。

  • ビジネス・ユニット: ルールの対象となるビジネス・ユニットを選択します。

  • ロール: 該当するロールを選択します。これは、処理の対象者ではなく、処理を実行するユーザーのロールです。

再設計された処理およびページで、未使用またはオプションのセクションおよびフィールドを非表示にすることができます。たとえば、インドの雇用主用の昇格・昇進処理について、就業者の昇格・昇進時に給与が調整される場合に給与セクションを表示でき、ポジション管理を使用しない場合にポジション・セクションおよびポジション・フィールドを非表示にすることができます。

1つの処理に対して複数のルールを作成できます。どのルールがどの従業員に適用されるかを決定するために、基準が役立ちます。ページまたは処理に対して従業員が複数の基準を満たしている場合、ルールはトランザクション設計スタジオに表示される順序で適用されます。ルールはアクティブまたは非アクティブになるように設定できます。任意の時点で任意の処理に対してアクティブなルールは1つのみです。次のことも可能です

注意: 「雇用関係の作成」処理を使用して「処理待ち就業者の変換」フローを構成できます。

ページ・コンポーザとの相違点

トランザクション設計スタジオはADFページ・コンポーザに完全に代わるものではありませんが、様々なロールまたは雇用主用にページを変更するためにEL式を作成する必要性が減少します。要件に応じて、いずれかのツールを使用できます。トランザクション設計スタジオでサポートされない変更を構成するには、ADFページ・コンポーザの拡張構成オプションを使用します

個人スポットライトの構成方法

HCMエクスペリエンス設計スタジオの個人スポットライト・ページを使用して、個人スポットライトを構成します。タブやページの名前と、それらが個人のスポットライトに表示される順序を変更できます。また、タブを完全に非表示にしたり、EL式を使用して特定の従業員のグループがタブを使用できるようにすることができます。

昇格・昇進処理を構成するルールの作成

この例では、昇格・昇進処理を構成するルールを作成します。英国のすべての雇用主について、昇格・昇進フローの「報酬」リージョンを非表示にする必要があります。このルールは、ライン・マネージャが実行した昇格・昇進のみに適用されます。

前提要件

  1. ルールを定義する前に、サンドボックスをアクティブ化する必要があります。

  2. サイト・レベルでページレベルの構成を有効にします。

処理の選択

  1. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「雇用」「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」を選択します。

  2. 「トランザクション設計スタジオ」タブを選択します。

  3. 「処理」リストから「昇格・昇進」を選択します。

ルールの追加

  1. 「追加」をクリックして、新しいルールを追加します。

  2. 次のルール詳細を入力します。

    フィールド

    名前

    英国の昇格・昇進

    説明

    英国の雇用主にのみ「報酬」リージョンを非表示

    雇用主

    Vision Corporation UK

    処理

    昇格・昇進

    ビジネス・ユニット

    Vision Operations

    就業者タイプ

    従業員、派遣就業者

    ロール

    ライン・マネージャ(ORA_PER_LINE_MANAGER_ABSTRACT)

    アクティブ

    はい

ルールの構成

  1. 「リージョンの表示または非表示」セクションで、「報酬」行までスクロールして「非表示」を選択します。

  2. 「ページ属性」リージョンまでスクロールして、「リージョン」リストから「昇格・昇進」を選択します。

  3. 「等級」属性行で、リストから「非表示」を選択します。

  4. 「保存」をクリックします。

FAQ

トランザクション設計スタジオはページ・コンポーザに代わるものですか。

いいえ。トランザクション設計スタジオはページ・コンポーザに完全に代わるものではありませんが、様々なロールまたは雇用主用にページを変更するためにEL (式言語)式を作成する必要性が減少します。要件に応じて、いずれかのツールを使用できます。