21加入者および管理者の登録表示

この章の内容は次のとおりです。

セルフサービス登録のガイド・プロセスの各ステップと、各管理者登録タブでの、プランのグループ化方法と表示方法を構成できます。

このトピックでは、次の方法について説明します。

  1. 登録のプランをグループ化する。

  2. 登録表示を構成する。

  3. レート表示を構成する。

登録のプランのグループ化

「プラン・タイプの管理」タスクで、プランを表示カテゴリにグループ化できます。複数のプラン・タイプに同じ表示カテゴリを割り当てて、それらのプラン・タイプの表示をまとめてグループ化することもできます。プラン・タイプごとに、プランをどのカテゴリで表示するかを指定します。

  • セルフサービス登録ステップ

  • 管理登録タブ

プランを作成する際には、各プランを1つのプラン・タイプに割り当てます。各プランは、割り当てられたプラン・タイプの登録表示カテゴリを継承します。

登録のグループ化の例

異なる生命保険プラン・タイプを1つの生命保険表示カテゴリにグループ化することもできます。1つのプラン・タイプについて、管理表示と対比を成すセルフサービス表示用に、異なるカテゴリを選択することもできます。

登録表示の構成

「プラン・グループの管理」ページを使用して、プラン・タイプ登録カテゴリの可視性と表示名を構成します。

カテゴリ 可能な構成

セルフサービス登録のガイド・プロセスのステップ

  • プラン・タイプ・カテゴリ・グループの名前を変更する(セルフサービス登録のステップ名に対応させる)。

  • 各ステップを表示するかどうかを制御する

  • プラン・グループの説明を入力して、選択した登録表示名に関連付ける

    この説明はセルフサービス登録時に加入者に表示されます。

管理者使用タブ

  • 「福利厚生サービス・センター」ページのタスクのタブに対応するプラン・タイプ・グループの名前を変更する

  • 各タブを表示するかどうかを指定する

変更できるのはプラン・グループの名前と可視性だけです。ここでグループを作成することはできません。

セルフサービス登録のプラン・グループを表示しない場合でも、管理者使用向けに表示されていれば、福利厚生管理者はそのプラン・グループ内の加入者を登録できます。

レート表示の構成

「レート列表示」ボタンを使用して、セルフサービス登録のガイド・プロセスのステップごとに、レート列の名前と可視性を構成します。

登録ページでのレート値の表示を制御します。レートについて、次の表示設定を構成します。

  • 表示タイプ(レート設定時に定義されます)

  • セルフサービス登録の表示と表示名の構成

表示タイプ

レート表示タイプは、登録時にレート値がどこに表示されるかを示します。レートの作成または編集ページで、次の表に示す表示タイプのいずれかを選択します。

レート表示タイプ レートが表示される場所

プライマリ

登録時に「プライマリ・レート」列に表示されます。レート入力が有効になります。通常は従業員レートです。

セカンダリ

登録時に「セカンダリ・レート」列に表示されます。ただし、レート入力は有効になりません。通常は雇用主レートです。

その他

セルフサービス・ページで、このレート・タイプが次のいずれかの列に表示されます。

  • その他1

  • その他2

例としては、税引前と税引後があります。

「登録」作業領域では、登録を行う際にこのレート・タイプが「詳細」ウィンドウに表示されます。

デフォルト表示

セルフサービス登録ページには、各プランとオプションに対して最大で4つのレート・タイプが表示されます。次の図は、セルフサービス登録ページでの、「プライマリ」、「セカンダリ」、「その他1」および「その他2」レート・タイプのデフォルトの表示順序を示したものです。

この図は、セルフサービス登録ページでの、
「プライマリ」、「セカンダリ」、「その他1」および「その他2」レート・タイプの
デフォルトの表示順序を示したものです。「眼科 + 1」プランとオプションの場合、プライマリ・
レートが180、セカンダリ・レートが50、その他レート1および
その他レート2はゼロです。同様に「眼科 + 家族」プランとオプションの場合、
プライマリ・レートが480、セカンダリ・レートが120、その他レート1
およびその他レート2はゼロです。

セルフサービス登録のレート表示

「プラン・タイプ・グループ表示の構成」ページを使用して、次の操作を行います。

  • セルフサービス・ページの各プラン・グループ・ステップで、レート・タイプを表示または非表示にします。プライマリ・レート・タイプは非表示にできません。

  • セルフサービス・ページの各ステップで、レート・タイプの名前を変更します。

列名を改訂(「その他」を「税引前」や「税引後」に変更するなど)しても、課税には影響しません。

眼科レートの例

たとえば、眼科プラン登録ステップのプライマリおよびセカンダリ・レート・タイプの名前を、「従業員レート」と「雇用主レート」に変更するとします。また、その他のレートを非表示にするとします。次の図は、構成変更後のセルフサービス・ページを示したものです。各眼科プランとオプションの従業員レートと雇用主レートのみが表示されています。

この図は、構成変更後のセルフサービス・ページを
示したものです。各眼科プランとオプションの従業員レートと
雇用主レートのみが表示されています。

ユーザーは、登録ガイド・プロセスの個別のステップで加入者が扶養家族と受取人を選択することを可能にできます。このトピックでは、個別の指定ステップを表示するオプションを選択した場合とそうでない場合とで、ガイド・プロセスがどのように変わるかについて説明します。登録ガイド・プロセスで個別の指定ステップを表示するには、「プラン構成」作業領域の「セルフサービス構成の管理」タスクを使用します。

デフォルトの指定管理方法

個別の指定ステップを表示するオプションを選択しなかった場合、加入者は同じステップの一部として福利厚生サービスと被指名人を選択します。次の図は、登録ガイド・プロセスを示したものです。

この図は、個別の指定ステップを表示する
オプションを選択しなかった場合の登録ガイド・プロセスを
示したものです。

個別の指定ステップの表示

個別の指定ステップを表示するオプションを選択した場合、加入者は、選択したすべてのサービスの指定を個別の「指定」ステップで実行します。加入者は、「すべてを適格扶養家族として指定」処理を使用して、サービスのすべての扶養家族をすばやくカバーできます。

「指定」ステップは、登録機会で少なくとも1のサービスの指定を構成した場合にのみ表示されます。次の図は、登録ガイド・プロセスを示したものです。

この図は、個別の指定ステップを表示する
オプションを選択した場合の登録ガイド・プロセスを
示したものです。

プラン構成の「適格」ページの設定を使用して、登録表示の対象を、加入者に登録資格があるプランとオプションだけに限定することができます。

例: 加入者に配偶者や扶養家族がない場合:

  • 「従業員のみ」オプションを表示する

  • 「従業員と配偶者」オプションと「従業員と家族」オプションを非表示にする

適格上書きの選択

標準登録表示を上書きするには、次の2つの設定を使用します(これらは相互に連携します)。

  • 家族ルール

  • 加入者適格確認

「プラン構成」作業領域で、次の操作を行います。

  1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「福利厚生プラン詳細の管理」タスクをクリックします。

  2. プランを検索し、クリックします。

  3. 「プラン適格」ページを開きます。

  4. 「プランおよびオプション適格」セクションで、プランまたはオプションを選択します。

  5. 「他の詳細」セクションで、「構成」タブを選択します。

  6. 「家族ルール」フィールドで、適切なルールを選択します。

    次の表で、オプションを説明します。

    オプション 登録ページへの影響

    指定要件を確認する

    指定可能な被指名人の要件で指定された続柄タイプが加入者の連絡先に含まれない場合、プランまたはオプションが非表示になります。

    指定要件を確認しない

    なし

    Formula

    Formulaで指定されます(「家族Formula」フィールドで選択します)。

    Formulaを選択する前に、「設定および保守」作業領域の「FastFormulaの管理」タスクを使用して、Formulaを作成する必要があります。

  7. 「加入者適格確認」フィールドで、適切なルールを選択します。

    次の表で、オプションを説明します。

    加入者適格確認 加入者が適格となるための要件 無視されるもの

    空白

    加入者が加入者適格プロファイルの適格要件を満たしている。

    扶養家族適格要件または指定可能被指名人要件

    扶養家族のみ

    加入者の扶養家族が、適格要件と指定可能被指名人要件の両方を満たしている。

    加入者適格プロファイル

    加入者および扶養家族

    加入者と扶養家族が、プランまたはオプションに関連付けられた適格要件と指定可能被指名人要件の両方を満たしている。

    適用不可

ユーザーは、登録ガイド・プロセスの一部として加入者が連絡先をレビューし、更新することを可能にできます。このトピックでは、連絡先を個別のステップとして表示するオプションを選択した場合とそうでない場合とで、登録ガイド・プロセスがどのように変わるかについて説明します。

登録ガイド・プロセスの前に個別の連絡先ページを表示するには、「プラン構成」作業領域の「セルフサービス構成の管理」タスクを使用します。

デフォルトの連絡先管理方法

個別の連絡先レビュー・ステップを表示するオプションを選択しなかった場合、加入者は「福利厚生の概要」ページで連絡先を管理します。加入者は、登録機会の「福利厚生選択の変更」処理を使用する前に、連絡先が最新であることを確認する必要があります。

個別の連絡先ページの表示

個別の連絡先レビュー・ステップを表示するオプションを選択した場合、加入者が「福利厚生選択の変更」処理を使用するたびに、「連絡先」ページが表示されます。

加入者が「福利厚生の概要」ページで「福利厚生選択の変更」処理を使用すると、最初に連絡先ページが表示されます。加入者は連絡先をレビューして更新した後、そのページの「続行」処理を使用して登録機会をチェックします。

通常、標準のデータ・ロールと個人セキュリティ・プロファイル構成では、「連絡先の管理」ページへのアクセスが(セルフサービス・ガイド・プロセスで)加入者のみに制限されます。このトピックでは、「福利厚生サービス・センター」ページで加入者の連絡先に福利厚生管理者とスペシャリストのアクセス権を付与する方法について説明します。

管理者またはスペシャリストの個人セキュリティ・プロファイルで、「関連連絡先を含む」が選択されている必要があります。ユーザーは、関連付けられたロールのチェーンを通じてプロファイルを継承します(親ジョブ・ロールから、下位の職務ロールとデータ・ロールを通じて継承します)。

ユーザーはデータ・ロールを作成または編集し、次のことを実行できます。

  • すでにデータ・ロールに関連付けられている個人セキュリティ・プロファイルを編集する

  • 既存の個人セキュリティ・プロファイルを編集し、それを作成したデータ・ロールや既存のデータ・ロールに関連付ける。

  • 個人セキュリティ・プロファイルを作成し、それを作成したデータ・ロールや既存のデータ・ロールに関連付ける。

ノート: これらのタスクを完了できるのは、「ITセキュリティ・マネージャ」権限を持ったアプリケーション管理者のみです(「設定および保守」作業領域で実行します)。

データ・ロールの作成と編集

  1. 「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルの管理」タスクに移動します。

  2. 既存のデータ・ロールを編集するか、または新規のデータ・ロールを作成します。

    データ・ロールを編集するには:

    1. 編集するデータ・ロールを検索し、選択します。

    2. 「検索結果」ツールバーで、「割当」をクリックします。

  3. 新規または既存のデータ・ロールの「個人」セクションで、このデータ・ロールに適用する個人セキュリティ・プロファイルを選択します。

  4. 準備ができたら、「送信」をクリックします。

個人セキュリティ・プロファイルの作成と編集

  1. 「個人セキュリティ・プロファイルの管理」タスクに移動します。

  2. 既存のプロファイルを編集するか、または新規のプロファイルを作成します。

  3. 新規または既存のプロファイルの「基本詳細」セクションで、「関連連絡先を含む」を選択します。

  4. 準備ができたら、「保存してクローズ」をクリックします。

登録表示に関するFAQ

承認ページでは、加入者が自分の補償範囲選択を承認できます。福利厚生サービス・センターから起動された登録フローの承認ページを表示または非表示にできます。ただし、承認ページを表示するようにセルフサービス・ページを設定した場合でも、管理者用に福利厚生サービス・センターで非表示にできます。承認ページを表示または非表示にする方法を次に示します。

  1. ホーム・ページで福利厚生の管理「プラン構成」をクリックします。

  2. タスク・パネル・ドロワーで、「セルフサービス構成」をクリックします。

  3. 「福利厚生サービス・センターでの承認ページの表示」チェック・ボックスを選択または選択解除して、承認ページを表示または非表示にします。

  4. 「保存」をクリックします。

「プラン構成」作業領域で、「処理」パネルを使用して「登録承認」ページにナビゲートします。登録承認テキストを作成または変更するプログラムまたはプランを選択して「編集」をクリックします。必要な変更を行います。ツールバーを使用して、ハイパーリンクを含むテキストの外観を変更できます。HTMLソースを使用してテキストを変更することもできます。有効日を確認して、登録テキストが有効であることを確認します。

「従業員リソース」カードの目的は何ですか。

通常は、「従業員リソース」カードを使用して、企業に固有のテキスト、ポリシーや手順の文書、または操作指示ビデオを追加します。このカードに情報を追加する方法の詳細は、My Oracle Supportで福利厚生パーソナライズ・ガイド(ID: 2100688.1)を参照してください。

「従業員リソース」カードで領域が不足している場合は、「福利厚生の追加コンテンツ」カードと呼ばれる別のカードを使用できます。このカードは非表示になっています。このカードは、独自の福利厚生リンクやその他の情報を追加するように構成する前に、標準のパーソナライズ機能を使用して有効にする必要があります。

「セルフサービス構成」ページの「パラメータの表示」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択して、「登録」作業領域を開くと、「テスト・パラメータ」ページでは、福利厚生要約ページを表示する前に、登録有効日および加入者名の入力を求められます。このページはテスト時のみ使用します。公開する準備ができたら、このチェック・ボックスの選択を解除することを忘れないでください。