ルールを使用したアセットの監視および管理
ルールを使用してアセットを監視およびメンテナンスします。ルールによって、アセットのセンサー値またはKPI値に条件が設定されます。ルール条件が満たされると、関連付けられたアラート、警告またはインシデントがトリガーされます。ルールを使用してアセット・アクションをトリガーすることもできます。
アセット・モニタリング・ルールは、次のカテゴリに大まかに分類されます。
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場所ベースのルール: 場所ルールは、場所の条件に基づいています。場所ルールを使用して、アセットが場所に入る時間または場所から離れる時間を追跡します。たとえば、あるアセットが割り当てられた場所から離れる時間を追跡し、ルールを使用してインシデントを生成できます。
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しきい値ベースのルール: しきい値ルールは、センサーまたはKPI (キー・パフォーマンス・インジケータ)の値に基づいています。しきい値ルールを使用して、燃料レベルや温度値などのセンサー値を追跡します。たとえば、アセットの燃料レベルがしきい値を下回ったときに警告を発行するようにしきい値ルールを構成できます。
センサー値に基づいてアセット・アクションをトリガーするしきい値ルールを構成できます。たとえば、オーバーヒートしているデバイスの電源を自動的にオフにできます。
しきい値ルールを使用して、オープン・インシデント数など、KPIの値を追跡することもできます。たとえば、オープンの停止インシデントの数がしきい値を超えた場合に警告をトリガーできます。
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アラート・ルール: アラート・ルールを使用して、デバイスのアラート条件に応答します。センサー・デバイスがアラートをサポートしている場合は、アラート・ルールを使用してアラート・レスポンスを構成できます。たとえば、アラート・ルールによって、アラートに基づいてデバイス・アクションをトリガーできます。
ルールを使用して、次のトリガーを実行します。
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インシデント: インシデントを使用して問題を報告し、メンテナンス・スタッフと解決策を検討します。
オープン・インシデント数は、マップ・ビューのKPIリボンの目立つ位置に表示されます。アセットに対するオープン・インシデントは、アセットのアセット詳細ページにも表示されます。「インシデント」ページから、報告されたすべてのインシデントにアクセスできます。
「アセットの可用性」KPIの数値は、オープンの停止インシデントが発生しているアセットがある場合に減少します。
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警告: 警告を使用して、即時の注意を必要としていない問題のログを作成します。
「警告」ページから、報告されたすべての警告にアクセスできます。個々のアセットに対する警告には、アセット詳細ページからアクセスできます。
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アラート: アラートを使用して、デバイス関連のアラートをOracle Internet of Things Cloud Serviceに渡します。これらのアラートは、統合されたアプリケーションに渡されます。
Oracle IoT Asset Monitoring Cloud Serviceによって生成されたアラートは、Oracle Internet of Things Cloud Service管理コンソールに表示されます。
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アセット・アクション: デバイス・モデルでサポートされているアセット・アクションがアセット・タイプに含まれている場合は、これらのアセット・アクションをトリガーするために使用できます。たとえば、デバイスがオーバーヒートしている場合は、デバイスの電源オフ・アクションをトリガーするように選択できます。
しきい値ルールの作成
しきい値ルールを作成して、アセット・タイプまたは特定のアセットが、設定されたしきい値を満たしたとき、またはしきい値を超えたときに、インシデント、アラート、アクションまたは警告を生成します。
異常ルールの作成
異常ルールを作成して、アセットに異常が発生したときにインシデント、アラート、アクションまたは警告を生成します。
予測ベースのルールの作成
予測ベースのルールを作成して、予測値に基づいてインシデント、アラート、アクションまたは警告を生成します。
アラート・ルールの作成
アラート・ルールを作成して、アセット・タイプまたは特定のアセットが、アラート条件に設定された要件を満たしたとき、または要件を超えたときに、インシデント、アラート、アクションまたは警告を生成します。
ルールの編集
ルールを編集して、ルールの適用先アセットを変更したり、インシデント・レポートまたはアラート・レポートを生成するためのルールを変更します。
- 「Menu」(
)アイコンをクリックし、「Rules」をクリックします。
- 「Rules」リストでルールを選択します。
- 「Edit」(
)アイコンをクリックします。
- ルール名を編集します。
- 「Apply To」領域のオプションを編集します。
- 「Condition」領域の設定を編集します。
- 「フルフィルメント」領域で、設定を編集します。
- 「保存」をクリックします。
- 「Back」をクリックして「Rules」リストに戻ります。
ルールの複製
既存のルールの設定を新しいルールにすばやくコピーするには、ルールを複製します。
- 「Menu」(
)アイコンをクリックし、「Rules」をクリックします。
- 「Rules」リストでルールを選択します。
- 「Duplicate」(
)アイコンをクリックします。
- 「名前」フィールドにルールの名前を入力し、適用先、条件、タイプなど、その他のルールの設定を変更して、インシデントを作成し、アラートの値を作成します。
- 「保存」をクリックします。
ルールのアクティブ化または非アクティブ化
インシデント・ルールの基準が満たされたときにインシデント・レポートまたはアラート・レポートを生成するには、既存のルールをアクティブ化します。インシデント・レポートまたはアラート・レポートの生成を停止するには、ルールを非アクティブ化します。
- 「Menu」(
)アイコンをクリックし、「Rules」をクリックします。
- 「Rules」リストでルールを選択します。
- 次のいずれかのオプションを選択します。
- ルールを非アクティブ化するには、「Enabled」チェック・ボックスの選択を解除します。
- ルールを有効化するには、「Enabled」チェック・ボックスを選択します。