この付録では、Oracle Service Busの代替トポロジについて説明します。
この付録は、次の節で構成されています。
第A.1項「Oracle Service BusおよびOracle Enterprise Schedulerのトポロジの理解」
第A.2項「Oracle Service BusおよびOracle Enterprise Schedulerのトポロジをインストールして構成する際のロードマップ」
図A-1に、Oracle Service BusとEnterprise Schedule Services (ESS)のトポロジを示します。
このトポロジを使用して、Oracle Enterprise Schedulerの機能をOracle Service Busに統合します。
トポロジは、第1.2項で説明したOracle Service Bus標準インストール・トポロジに似ています。ただし、このトポロジでは、Oracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャとOracle Service Busソフトウェアに加え、Oracle Enterprise SchedulerソフトウェアもOracle WebLogic Serverクラスタの対象となります。
図A-1 Oracle Service BusとEnterprise Schedule Servicesのトポロジ
表A-1は、システムでこのトポロジを構成するために必要なロードマップを説明しています。
表A-1 Oracle Service BusとOracle Enterprise Schedulerのインストールおよび構成手順
タスク | 説明 | 詳細情報 | 特別な指示 |
---|---|---|---|
システム環境の確認 |
インストールを開始する前に、システムとネットワークの最小要件を満たしていることを確認します。 |
第1.4項を参照してください。 |
なし。 |
適切なディストリビューションの入手 |
Oracle Service BusとEnterprise Schedule Servicesはどちらも、既存のOracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストールが必要です。Oracle Service Busをインストールすると、Enterprise Schedule Servicesもインストールされます。Oracle Service Busは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャと同じOracleホームにインストールする必要があります。 |
第1.5項を参照してください。 |
Oracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャとOracle Service Busの両方の配布を入手する必要があります。 |
インストール・ディレクトリの決定 |
作成する必要のあるディレクトリをインストーラで作成またはアクセスできることと、そのディレクトリが、最小要件を満たしたシステムに存在していることを確認します。 |
Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要なディレクトリに関する項を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストール |
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャをインストールして、Oracle Service Bus用のOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストールおよび構成を参照してください。 |
なし。 |
ソフトウェアのインストール |
Oracle Service Busソフトウェアを既存のインフラストラクチャOracleホームにインストールします。Oracle Service Busをインストールすると、Enterprise Schedule Servicesもインストールされます。 |
第2章を参照してください。 |
なし。 |
WebLogicドメインの作成 |
構成ウィザードを使用して、WebLogicドメインを作成して構成します。構成画面で適切なオプションを選択していることを確認します。 |
第3章を参照してください。 |
第A.2.1項の特定の画面について示された指示に従います。 |
サーバーの起動 |
ドメインの作成が完了したら、管理サーバーと管理対象サーバーを起動します。 |
第3.3項を参照してください。 |
Oracle Enterprise Schedulerがデプロイされる管理対象サーバーを起動する前に、wsm-pmを対象とする管理対象サーバーを起動します。 |
構成の確認 |
ドメインが適切に構成されたことを確認します。 |
第3.4項を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Service BusとEnterprise Schedule Servicesをインストールおよび構成した後の次の手順 |
構成したばかりのドメインの管理タスクを実行できます。 |
第4章を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Service BusとEnterprise Schedule Servicesの構成時に選択する必要のある画面とオプションはほぼすべて、第3章に記載されたものと同じです。ただし、異なるオプションを選択する必要がある画面が2つあります。表A-2に主な画面とオプションをリストします。この表に示された構成オプションを選択してください。
表A-2 Oracle Service BusおよびEnterprise Schedule Servicesトポロジ用の主な画面と構成オプション
画面 | 説明 |
---|---|
コンポーネントの選択 |
この画面は、RCUを実行してスキーマを作成するときに表示されます。 タスク4で示されたスキーマ・リストに加え、Oracle Enterprise Schedulerを選択します。 |
テンプレート |
この画面は、構成ウィザードを起動してドメインを作成した後に表示されます。 タスク2でリストされたテンプレートに加え、次のテンプレートを選択します。
|
管理対象サーバー |
「管理対象サーバー」画面(タスク12)で、2台の管理対象サーバー 「サーバー・グループ」ドロップダウン・リストで、 |
サーバーのクラスタへの割当て |
この画面(タスク14)で、 |
サーバーのマシンへの割当て |
この画面(タスク17)で、 |