Database Configuration Assistant (DBCA)の「作成モード」ウィンドウでは、デフォルトの構成でデータベースを作成するか、「拡張モード」を使用してデータベースを作成することができます。
「拡張モード」を選択すると、記憶域の場所、初期化パラメータ、管理オプション、データベース・オプションおよび管理者ユーザー・アカウントの様々なパスワードをカスタマイズできます。
「デフォルトの構成でデータベースを作成します」を選択すると、データベースのオプションの選択項目が少なくなるため、データベースをより早く作成することができます。
「デフォルトの構成でデータベースを作成します」を選択した場合、次のオプションを選択できます。
グローバル・データベース名: database_name.domain_nameという形式でデータベース名を入力します。
記憶域のタイプ: 「ファイルシステム」または「自動ストレージ管理」のいずれかを選択します。
「ファイルシステム」を選択すると、データベース・ファイルはオペレーティング・システムのファイル・システムで管理されます。
「自動ストレージ管理」を選択する場合、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループにデータファイルを配置します。
データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」オプションで選択した内容によって、「データベース・ファイルの位置」オプションで指定する内容が決まります。
「記憶域のタイプ」フィールドで「ファイルシステム」を選択した場合、「データベース・ファイルの位置」フィールドでデータベース・ファイルを格納するディレクトリ・パスを指定します。Oracle Databaseは、実際のファイルを作成および管理できます。
「記憶域のタイプ」フィールドで「自動ストレージ管理」を選択した場合、「データベース・ファイルの位置」フィールドで使用するディスク・グループを指定します(ディスク・グループはすでに存在している必要があります)。Oracle ASMでは、Oracle Databaseはデータベース・ファイルの配置とネーミングを自動的に管理します。
高速リカバリ領域: バックアップおよびリカバリの領域を指定します。
データベース・キャラクタ・セット: データベースに使用するキャラクタ・セットを選択します。キャラクタ・セットの詳細は、「キャラクタ・セット」を参照してください。
管理パスワード: (SYS
、SYSTEM
アカウントなどの)データベース管理パスワードに使用するパスワードを入力します。
ユーザーOracleホーム・ユーザーのパスワード (Microsoft Windowsオペレーティング・システムでのみ): インストール時に、管理者ではない権限が制限されたWindowsユーザー・アカウントで(Oracleホーム・ユーザーとして)データベース・サービスを実行するように指定した場合、そのユーザー・アカウントのパスワードの入力を求められます。
コンテナ・データベースとして作成: このオプションを選択すると、0、1または複数のユーザー作成のプラガブル・データベース(PDB)をサポートできるマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)としてデータベースを作成できます。
DBCAがCDBを作成する際にPDBも作成するようにする場合は、「プラガブル・データベース名」フィールドにPDB名を指定します。
関連項目:
Oracleホーム・ユーザー機能の詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windows』を参照してください
CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Database概要』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。