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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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10.3.5 自動SQLチューニング結果の表示

自動SQLチューニング・アドバイザのアクティビティをEM Expressで追跡できます。

自動SQLチューニング結果を表示するには、次の手順を実行します。

  1. EM Expressの「パフォーマンス」メニューから「SQLチューニング・アドバイザ」を選択します。

    「自動」タブを含むSQLチューニング・アドバイザ・ページが表示されます。

    「自動」タブに表示されるSQLチューニング・タスクはSYS_AUTO_SQL_TUNING_TASKです。このチューニング・タスクは、自動SQLチューニング・アドバイザによって毎日作成されます。タスクには、自動SQLチューニング・アドバイザによってチューニング推奨が生成された、高負荷のSQL問合せが含まれます。

    SQLプロファイルの推奨事項を自動実装するように自動SQLチューニング・アドバイザを構成した場合、SQLチューニング・アドバイザ・ページの「自動」タブにある「SQLプロファイルの潜在的なDB時間利点」グラフに「実装済」バーが含まれます。「実装済」バーをクリックすると、自動実装されたすべてのSQLプロファイルが表示されます。

  2. 「上位SQL文」表で、チューニング推奨を表示するSQL文を含む行を選択して、「詳細の表示」をクリックします。

    この例では、ffy1dpzphwuudというSQL IDを持つSELECT文を選択し、詳細の表示をクリックしました。

    SQLのチューニング結果ページが開き、選択したSQL文のチューニング推奨のサマリーが表示されます。

  3. 「推奨の選択」セクションには、ページに推奨される実装が1つ見つかっていることが示されます。

    推奨事項を実装するには、表でその推奨事項を選択し、「実装」をクリックします。推奨事項を実装するために必要な情報の入力が求められます。

    どの推奨事項(ある場合)を実装するかを決定するには、各推奨事項の詳細を表示する必要があります。

    推奨事項の詳細を表示するには、表でその推奨事項を選択し、「詳細の表示」をクリックします。この例では、「SQLプロファイル」の推奨事項が選択されています。

    「推奨事項の詳細」ページが表示されます。

  4. このページの最上部セクションでは、パフォーマンスの推奨事項について説明され、セクションは推奨タイプにちなんで名付けられます。このセクションに使用可能な名前は、失効または欠落の統計情報、SQLの再構築、SQLプロファイルです。このセクションでは、推奨事項の概要について説明します。

    ページ下部の「実行計画の比較」セクションには、選択した文の1つ以上の実行計画を表示できるタブが含まれます。表示可能な4つのタブは、「元の計画」、「コストを調整した元の計画」、「SQLプロファイルを使用した計画」および「代替計画」です。「グラフ」および「表」ボタンを使用すると、実行計画をグラフィカルにまたは表形式で表示できます。この例では、実行計画が表形式で表示されています。

    より適している可能性のある実行計画が含まれていない推奨事項については、「元の計画」タブのみが表示され、元の計画の操作がタブに表示されます。

    「コストを調整した元の計画」タブをクリックすると、実行計画の手順は「元の計画」の手順と同じですが、(「操作コスト」列に示されているように、)「コストを調整した元の計画」の手順では手順のコストが異なります。

    「SQLプロファイルを使用した計画」タブをクリックした場合は、手順は「元の計画」の手順と異なり、(「操作コスト」列に示されているように、)コストも異なります。

    元の計画の実行履歴が見つからない場合に、「代替計画」ボタンが表示されます。この場合、SQLチューニング・アドバイザによって推奨された代替計画が元の計画より優れていると判明している場合は、今後Oracleオプティマイザで文の代替計画が選択されるように、その代替計画のSQL計画ベースラインを作成できます。

    推奨事項を実装するには、「推奨事項の詳細」ページの上部にある「実装」ボタンをクリックします。

関連項目: