SQLチューニング・アドバイザは、システム・メンテナンス・ウィンドウ(期間)でメンテナンス・タスクとして自動的に実行されます。自動実行中に、アドバイザは負荷の高いSQL問合せを選択し、そのチューニングの方法に関する推奨事項を生成します。
自動SQLチューニング・アドバイザは、SQLプロファイルの推奨事項を自動的に実装するように構成できます。SQLプロファイルには、そのSQL文に特化した追加SQL統計が含まれ、問合せオプティマイザが実行時に効率的な実行計画を生成できるようにします。自動実装を有効にすると、アドバイザは、パフォーマンスが少なくとも3倍は向上するとみられるSQL文にのみSQLプロファイルを作成します。新しい索引の作成、オプティマイザ統計のリフレッシュ、SQLの再構築など、その他の推奨事項は、手動で実装する必要があります。DML文は、自動SQLチューニング・アドバイザによるチューニングとはみなされません。
自動SQLチューニングの結果のサマリーを表示でき、SQLチューニング・アドバイザで処理済のすべてのSQL文のために作成された推奨事項に関する詳細なレポートも表示できます。選択した推奨事項を実装することができます。また、自動的に実装された推奨事項も参照できます。
自動SQLチューニング・アドバイザは、必要に応じて無効にすることができます。
関連項目:
『Oracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイド』
自動メンテナンス・タスクの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。