サーバー・クラスの方法による拡張インストール時は、標準インストールの項目に加えて、この項に示す項目を選択するように求められます。インストール・プロセスでは、すべての選択項目に対してデフォルトの値が提供されます。
このガイドでは、これらの追加の拡張インストール選択項目について説明しますが、詳細な説明は行いません。詳細は、ご使用のプラットフォームの『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。
インストール後のソフトウェアで使用する言語を選択します。複数の言語を選択できます。デフォルトの言語は英語です。英語以外の言語を選択しても、インストールに使用される言語は変更されません。
データベース構成タイプ
データベースを構成するときに使用するテンプレートを選択します。「汎用目的/トランザクション処理」または「データ・ウェアハウス」のいずれかを選択できます。
インストーラによって作成されたデータベースの構成方法を選択できます。メモリー・サイズと管理オプション、データの格納に使用するキャラクタ・セット、データベース・アクセス用のセキュリティ・オプション、サンプル・スキーマをインストールするかどうかなどを選択できます。
このガイドおよび関連する教材の例を実行するには、サンプル・スキーマをインストールする必要があります。また、このデータは、Oracle Databaseのドキュメントのほぼすべての例で使用されます。サンプル・スキーマをインストールすることをお薦めします。
これは、拡張インストールの実行時にのみ選択可能な構成オプションです。サンプル・スキーマは、標準またはデスクトップ・クラス・インストールの実行時はデフォルトでインストールされます。
リカバリ・オプション
データベースの自動バックアップを構成するかどうかを指定します。このオプションを選択する場合は、リカバリ領域をローカル・ファイルシステムとOracle ASMディスク・グループのどちらに格納するかを指定する必要があります。バックアップの実行時にバックアップ・ジョブによって使用されるオペレーティング・システムの資格証明も指定する必要があります。
注意:
リカバリ領域の記憶域としてOracle ASMを使用するには、Oracle Databaseのインストールを実行する前にOracle Grid Infrastructureインストールの一部としてOracle ASMをインストールし、1つ以上のディスク・グループを作成しておく必要があります。
スキーマ・パスワード
データベースを作成する際、いくつかの管理ユーザー・アカウントが自動的に作成されます。管理アカウント(SYS
、SYSTEM
などのアカウント)のパスワードの入力を求められます(これにより、データベースの管理が可能になります)。すべてのアカウントに同じパスワードを使用するか、または各アカウントに異なるパスワードを指定することができます。安全なパスワードを入力しないと、インストール中に警告メッセージが表示されます。
データベースへの管理アクセス権は、特定のオペレーティング・システム・グループのメンバーシップによって付与されます。SYSDBA
アクセス(通常はdba
)およびSYSOPER
アクセス(通常はoper
)に使用するオペレーティング・システム・グループを選択できます。
SYSDBA
グループは、データベース管理権限があり、SYSDBA
アクセスによってログインできるオペレーティング・システムのユーザー・アカウントを識別します。SYSOPER
グループは、制限されたデータベース管理権限が必要なユーザー用のオプションのグループです。これらのグループと権限の詳細は、「SYSDBAおよびSYSOPERシステム権限」を参照してください。