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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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6.1.7 その他の記憶域構造について

Oracle Databaseに存在する他の記憶域構造は初期化パラメータ・ファイル、パスワード・ファイルおよびバックアップ・ファイルを含みます。

初期化パラメータ・ファイル

起動時のOracleインスタンスによって初期化パラメータが使用され、データベースのランタイム・プロパティおよびリソースが決定されます。一部のパラメータは、データベース実行中に設定または変更できます。他の初期化パラメータは、変更を有効にするためにデータベースを再起動する必要があります。初期化パラメータの表示と変更を参照してください。

パスワード・ファイル

データベースでは、パスワード・ファイルを使用して、SYSDBASYSOPERおよびSYSBACKUP権限を持つ管理ユーザーを認証できます。これらの権限のいずれかを使用してデータベースにリモート接続するには、パスワード・ファイルが必要です。これらの権限によりDBAは、データベースを起動および停止し、データベースをバックアップおよびリカバリし、その他の高水準の管理タスクを実行できます。このパスワード・ファイルはデータベース自身の外部にあるため、データベースが起動されていないときにDBA認証を有効化します。(DBAはデータベースを起動する前に認証する必要があります。)

Oracle Databaseのインストール・プロセスの一部としてDBCAを起動する場合、DBCAはSYSユーザーの1エントリにつき、1つのパスワード・ファイルを作成します。SYSDBASYSOPERまたはSYSBACKUPをユーザーに付与すると、そのユーザーが自動的にパスワード・ファイルに追加されます。

注意:

Oracle Databaseは、オペレーティング・システム認証を使用して、SYSDBASYSOPERおよびSYSBACKUP権限でユーザーを認証することもできます。オペレーティング・システム認証は、パスワード・ファイル認証より優先されます。SQL*Plusの起動およびデータベースへの接続を参照してください。

バックアップ・ファイル

バックアップ・ファイルは、厳密にはデータベース・ファイルではありません。データの損失を伴う障害が発生した場合にデータベースのリカバリに使用可能な、特定の形式でのデータベースのコピーです。

関連項目: