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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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6.1.2 オンラインREDOログ・ファイルについて

すべてのOracle Databaseには2つ以上のオンラインREDOログ・ファイルのセットがあります。オンラインREDOログ・ファイルのセットは、総称してデータベースのREDOログと呼ばれます。REDOログは、REDOレコードとも呼ばれるREDOエントリで構成されています。

オンラインREDOログには、データの変更内容のコピーが格納されます。障害により、バックアップからデータファイルをリストアする必要がある場合、リストアされたデータファイルにはない最新のデータ変更はオンラインREDOログ・ファイルから取得できるため、作業が失われることはありません。オンラインREDOログ・ファイルは、ハードウェア障害、ソフトウェア障害またはメディア障害の発生後、データベースのリカバリに使用されます。オンラインREDOログ・ファイル自体を含む障害に対して保護を行うために、Oracle Databaseでは、2つ以上のオンラインREDOログ・ファイルの同一のコピーを異なるディスクに保持できるように、オンラインREDOログ・ファイルを多重化できます。

データベースのオンラインREDOログは、オンラインREDOログ・ファイルのグループで構成されます。1つのグループは、オンラインREDOログ・ファイルとその多重コピーで構成されます。個別のコピーはそれぞれグループのメンバーとみなされます。各グループは「グループ1」のように番号で定義されます。

図6-2は、3つのオンラインREDOログ・グループがあり、それぞれのグループに2つのメンバーが存在するデータベースの構成を示しています。可用性を最大限にするため、各グループのメンバーは個別のディスクに格納されます。たとえば、グループ1のメンバーはREDOログ・ファイルA_LOG1およびB_LOG1です。

図6-2 オンラインREDOログ・グループおよびそのメンバー

図6-2の説明が続きます
「図6-2 オンラインREDOログ・グループおよびそのメンバー」の説明

データベース・ログ・ライター・プロセス(LGWR)は、そのグループのログ・ファイルが記憶域サイズの制限に達するまで、またはログ・スイッチ操作が要求されるまで、メモリー・バッファのREDOレコードをREDOログ・グループに書き込みます。次に、LGWRプロセスでは次のログ・グループに対して書込みを行います。最も古いグループが最新のREDOレコードによって上書きされるように、このアクションはLGWRプロセスにより循環方式で実行されます。

関連項目: