この項では、クラスタ内の投票ファイルの管理について、次のトピックで説明します。
注意:
以前のバージョンのOracle Clusterwareで投票ファイルのバックアップおよびリカバリに使用されたdd
コマンドは、Oracle Clusterware 12cではサポートされていません。dd
コマンドまたはcp
コマンドを使用してコピーされた投票ファイルをリストアすると、Oracle Clusterware 12cスタックが起動されない場合があります。この章で説明されているバックアップおよびリストア手順を使用して、適切な投票ファイルの機能を確保します。
注意:
投票ファイルの管理には有効かつ動作中のOCRが必要です。投票ファイルを追加、削除、置換またはリストアする前に、ocrcheck
コマンドをroot
として実行します。OCRが使用できない場合、または破損している場合は、「Oracle Cluster Registryのリストア」で説明するとおり、OCRをリストアする必要があります。
以前のバージョンのOracle ClusterwareをOracle Clusterware 12cにアップグレードしてOracle ASMディスク・グループに投票ファイルを格納する場合は、「ASMの互換性」(COMPATIBLE.ASM
)の互換性属性を12.1.0.0
に設定する必要があります。
関連項目:
Oracle ASMの互換性属性の設定の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。