この項では、アプリケーションをOracle Clusterwareのリソースとして登録する手順の例を示します。この手順では、Apache WebサーバーをOracle Clusterwareにリソースとして追加する方法を示します。
この項の例では、Oracle ClusterwareおよびOracle Clusterwareで管理されるアプリケーションを所有するユーザーまたはグループに対する完全な管理権限がOracle Clusterware管理者に付与されていることを前提とします。登録処理が完了すると、オペレーティング・システム・ユーザーのかわりにOracle Clusterwareでアプリケーションを起動できます。
Oracle Clusterwareでは、登録されたリソースの所有者とユーザーは区別されます。リソースの所有者は、エージェントが実行されるオペレーティング・システム・ユーザーです。ユーザーおよび所有者の権限は、リソースのACL
リソース属性によって定義されます。リソースを変更できるのは、root
のみです。
関連項目:
注意:
接頭辞にcrs_
を持つOracle Clusterwareコマンドは、このリソースでは非推奨です。これらのコマンドは、CRSCTLコマンドによって置換されます。CRSCTLコマンドのリストおよび対応するcrs_
コマンドは、「Oracle Clusterware制御(CRSCTL)ユーティリティ・リファレンス」を参照してください。
My Oracle Supportで指示された場合を除き、接頭辞ora
を持つ名前のリソースで(Oracleリソースであるため)CRSCTLコマンドを使用しないでください。
Oracleリソースを構成するには、サーバー制御ユーティリティ(SRVCTL)を使用します。SRVCTLによって、すべての構成可能なオプションが提供されます。
この項には次のトピックが含まれます: