次のコマンドを実行して、OCRがバックアップを作成する場所を変更します。
ocrconfig -backuploc file_name
前述のコマンドのfile_name
変数には、すべてのノードからアクセス可能なディレクトリのフル・パス名またはすべてのノードにマウントされるOracle ASMディスク・グループを指定できます。OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに変更する前に、OCRをOracle ASMに移行する必要があります。別個のディスク・グループに1つ以上のOracle ASM OCRの場所がある場合のみ、OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに変更できます。
たとえば、ディレクトリ内のOCRのバックアップ場所を指定するには、次のコマンドを実行します。
# ocrconfig -backuploc Grid_home/cdata/cluster3
OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに指定するには、次のようにします。
# ocrconfig –backuploc +bkupdg
注意:
LinuxおよびUNIXシステムでは、ocrconfig
コマンド・オプションのほとんど(すべてではない)を実行するためにroot
ユーザーである必要があります。Windowsシステムの場合、ユーザーは管理者グループのメンバーである必要があります。
関連項目:
手動で作成したOCRエクスポート・ファイルを使用してOCRの内容をコピーし、それをリカバリに使用する方法は、「エクスポート・コマンドおよびインポート・コマンドを使用したOracle Cluster Registryの管理」を参照してください。
OCRCONFIGコマンドの詳細は、「OCRCONFIGコマンド・リファレンス」を参照してください。