クラスタ構成ポリシーとは、クラスタ構成ポリシー・セットが管理する各サーバー・プールに1つのみの定義を含むドキュメントです。クラスタ構成ポリシー・セットとは、クラスタ用に構成されているすべてのサーバー・プールの名前と、すべてのポリシーの定義を定義しているドキュメントです。
注意:
Oracle Clusterware 11gリリース2 (11.2)では、単一サーバー・プール構成のみをサポートしています。変更を有効にするときに、サーバー・プール構成を手動で変更する必要があります。
Oracle Clusterware 12cでは、サーバー・プールの指定および管理用のクラスタ構成ポリシー・セットで定義されているポリシーを使用し、Oracle Clusterwareは、ポリシー・セットのポリシーに従ってサーバー・プールを管理します。クラスタ構成ポリシー・セットの場合、たとえば、電子メールの要求に対応するため、週の業務時間中により多くのサーバーをOLTPワークロードに割り当てることができ、週末および夜間はより多くのサーバーをバッチ・ワークロードに割り当てることができ、サーバー・プール構成またはサーバー割当てのトランジションをアトミックに実行できます。
いつの時点においても、クラスタに対して有効なポリシーは1つのみです。ただし、いくつかの異なるポリシーを作成できます。このため、ビジネスのニーズや要求に基づいて、または暦日や時刻に基づいてクラスタの要件に違いを反映させるように、パラメータを使用してサーバーのプールを構成できます。
関連項目:
ポリシー・セット構成の例の詳細は、「ポリシー・セット構成の例」を参照してください。