サーバーをクラスタに追加するとすぐに、Oracle Clusterwareは、各サーバーに属性セットを割り当てます。サーバーの物理特性を記述する属性もあれば、サーバーの状態を記述する属性もあります。また、サーバーをさらに分類するために役立つ変更可能な他のサーバー属性もあります。クラスタからサーバーを削除すると、Oracle Clusterwareはサーバー・オブジェクトを削除します。
サーバーのカテゴリ化管理ポリシーの一部として、サーバー構成属性を使用してサーバーを分類します。
表3-4に、サーバー構成属性を示します。
表3-4 サーバー構成属性
属性 | 説明 |
---|---|
ACTIVE_CSS_ROLE |
サーバーによって実行されるロール。サーバーは、次のいずれかのロールを持つことができます。
注意: この属性は構成できません。 |
CONFIGURED_CSS_ROLE |
サーバー用に構成されたロール。サーバーは次のいずれかにできます。
注意: この属性は構成できません。 |
CPU_CLOCK_RATE |
メガヘルツ(MHz)単位のCPUクロック速度。 |
CPU_COUNT |
プロセッサ数 |
CPU_EQUIVALENCY |
サーバーで提供されるCPUパワーが、ベースライン(1000など)による物理的表現から正または負の方向に逸脱する可能性があることを説明するために、Oracle Clusterwareが使用する相対値(1以上の正の整数として表される)。値が1000より小さい場合は、 ローカル・サーバーで次のコマンドを使用して、この属性をそれぞれ表示または変更します。 crsctl get cpu equivalency crsctl set cpu equivalency |
CPU_HYPERTHREADING |
CPUのハイパー・スレッドのステータス。値 |
MEMORY_SIZE |
メガバイト(MB)単位のメモリー・サイズ。 |
NAME |
サーバーの名前。 |
RESOURCE_USE_ENABLED |
サーバー・プール・リソース管理パラメータ。この属性の値が1の場合(デフォルト)、サーバーをリソースの配置に使用できます。値が0の場合、Oracle Clusterwareによってサーバーでのサーバー・プール・リソースの起動が禁止されます。サーバーが空きプールに残っています。
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SERVER_LABEL |
サーバーにラベルを付けるために使用できる任意の値。サーバー・カテゴリを設定する場合にこの属性を使用できます。たとえば、場所(building_A、building_Bなど)を指定することが可能であり、これにより、場所が要件になっているプールにサーバーを配置することができます(適切なサーバー・カテゴリを作成し、それをサーバー・プールに使用します)。 ローカル・サーバーで次のコマンドを使用して、この属性をそれぞれ表示または変更します。 crsctl get server label crsctl set server label |
表3-5に、読取り専用のサーバー状態および構成属性を示します。
表3-5 サーバー状態の属性
属性 | 説明 |
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ACTIVE_POOLS |
サーバーが属しているサーバー・プールの名前の空白区切りのリストです。Oracle Clusterwareはこのリストを自動的に管理します。 |
STATE |
サーバーは、次のいずれかの状態になります。
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STATE_DETAILS |
これは、Oracle Clusterwareで管理される読取り専用の属性です。属性ではサーバーの状態に関する追加の詳細が提供されます。サーバーの状態に関する追加の詳細には、次のものが含まれる場合があります。 サーバーの状態:
サーバーの状態:
サーバーの状態:
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