返されるリソースのステータスに関する情報がどれほど必要かに応じて、このコマンドを使用してください。
特定のリソースの状態をチェックするには、次のコマンドを実行します。
crsctl status resource resource_name [...] | -w "filter" [-p | -v] | [-f | -l | -g] [[-k cid | -n server_name] [ -e [-p | -v]] [-d did]] | [-s -k cid [-d did]]
リソースの状態を表形式で印刷するには、次のコマンドを実行します。
crsctl status resource resource_name [...] | -w "filter" -t
リソースの依存関係のリストを印刷するには、次のコマンドを実行します。
crsctl status resource [resource_name [...]] -dependency [-stop | -pullup]
表E-21 crsctl status resourceコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
resource_name [...] | -w "filter" |
ステータスのチェック対象である空白区切りの1つ以上のリソース名。 または、表示されるリソースの数を制限するためにOracle Clusterwareによって使用されるリソース・フィルタを指定することもできます。フィルタは二重引用符(
関連項目: 「フィルタ」を参照してください。 |
[-p | -v] | [-f | -l | -g] |
オプションで、次のパラメータを指定できます。
|
[[-k cid | -n server_name] [ -e [-p | -v]] [-d did | [-s -k cid [-d did]]] |
次の2つのオプションのいずれかを指定できます。
|
-t |
表形式で出力を表示する場合は |
-dependency [-stop | -pullup] |
リソースの依存性を表示するには、
|
リソースの空白区切りのリストまたはリソース・フィルタのいずれかが必要です。
指定したリソースのステータスを取得するには、それらのリソースに対する読取り権限が必要です。
クラスタにデプロイされている任意のリソースのステータス情報を問い合せるには、crsctl status resource
を使用します。ただし、Oracle(ora.*
)リソースのステータス情報を問い合せる場合は、対応するSRVCTLコマンドを使用することをお薦めします。
crsctl status resource
コマンドでは次のような出力が戻されます。
$ crsctl status resource ora.staii14.vip NAME=ora.staii14.vip TYPE=ora.cluster_vip_net1.type TARGET=ONLINE STATE=ONLINE on staii14
次の例では、ora.newdb.db
というリソースの起動依存性を表示します。
$ crsctl status resource ora.newdb.db -dependency ora.newdb.db(ora.database.type) ora.ACFS_DG1.dg(ora.diskgroup.type)[hard,pullup] ora.asm(ora.asm.type)[hard,pullup] ora.LISTENER.lsnr(ora.listener.type)[weak] type:ora.cluster_vip_net1.type[hard:type,pullup:type] ora.net1.network(ora.network.type)[hard,pullup] ora.dbhome_dg.dbhome_dg_v.acfs(ora.acfs.type)[hard,pullup] ora.asm(ora.asm.type)[pullup:always]