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Oracle® Database高可用性概要
12cリリース1 (12.1)
B71280-03
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『Oracle Database高可用性概要』のこのリリースでの変更

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Database 12cリリース1(12.1)での変更

Oracle Database 12cリリース1(12.1)の『Oracle Database高可用性概要』での変更は、次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • Global Data Services

    Global Data Servicesでは、Oracle Real Application Clustersサービス・モデルをグローバルに分散された異機種のデータベースのセットに適用し、複数のデータベースにより提供されるサービスであるグローバル・サービスを使用して、ロード・バランシングおよびフェイルオーバー機能をデータベース・クラウドに提供します。

    3.16.3項「グローバル・データ・サービスを使用したOracle Database」を参照してください。

  • Oracle Flex ClustersおよびOracle Flex ASM

    Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersは、Oracle Flex Clusterと呼ばれる大規模クラスタに構成できます。Oracle Flex ASMは、Oracle ASMインスタンスをデータベース・サーバーから切り離します。Oracle ASMインスタンスは、(データベース・サーバーとは)別の物理サーバーで実行することができます。任意の数のOracle ASMサーバーをクラスタ化して、データベースの大規模なセットに対応することができます。

    3.6項「Oracle Real Application ClustersおよびOracle Clusterware」および3.8項「Oracle Automatic Storage Management」を参照してください。

  • 遠隔同期

    Data Guard遠隔同期インスタンスは、プライマリ・データベースからのREDOを受け入れ、そのREDOをData Guard構成の別のメンバーに送信するリモートData Guard宛先です。遠隔同期インスタンスは制御ファイルを管理し、REDOをスタンバイREDOログ(SRL)に受け取り、それらのSRLをローカルのアーカイブREDOログにアーカイブしますが、スタンバイとの類似点はそこまでです。遠隔同期インスタンスにはユーザー・データ・ファイルは含まれず、アクセスのために開くことも、REDO適用を実行することも、プライマリ・ロールとして機能することもできず、スタンバイ・データベースのいずれかのタイプに変換されることもありません。

    「Oracle Active Data Guardの利点」を参照してください。

  • 統合とマルチテナント・アーキテクチャ

    マルチテナント・アーキテクチャの機能によって移植可能な一連のスキーマ、オブジェクトおよび関連構造をOracle Databaseに含めることができ、アプリケーションには論理的に別のデータベースのように見えます。

    9.3項「Oracle Database統合を使用した高ROI」を参照してください。

  • Oracle Active Data Guardを使用したローリング・アップグレード

    Oracle Active Data Guardを使用したローリング・アップグレードでは、新しいPL/SQLパッケージが提供され、フィジカル・スタンバイ・データベースを使用して、データベースのローリング・アップグレードを実行する多くのプロセスを自動化します。

    5.4.8.1項「Data Guardおよびフィジカル・スタンバイ・データベースを使用したデータベース・アップグレードの実行」を参照してください。

  • Oracle Active Data Guardの拡張機能

    グローバル一時表、XMLType表および列のレプリケーション、強化されたセキュリティ用にサポート。

    「Oracle Active Data Guardの利点」を参照してください。

  • アプリケーション・フェイルオーバーの改善

    アプリケーションの可用性は、高速アプリケーション通知の強化、Oracle Services、およびGlobal Data Services、アプリケーション・コンティニュイティ、トランザクション・ガードの追加により向上しました。

    3.16項「クライアントとアプリケーションのフェイルオーバー」を参照してください。

その他の変更

このリリースでのその他の変更は、次のとおりです。

  • Oracle MAA参照アーキテクチャ

    Oracle MAA参照アーキテクチャは、単一のデータベースやアプリケーションの他に、多数のデータベースやアプリケーション、DBaaSクラウドまたはデータベース統合にも適用できます。MAA参照アーキテクチャについての理解が深まるよう、このマニュアルの内容全体を変更しました。

    第7章「高可用性アーキテクチャ」を参照してください。