Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントを使用すると、既存のOracle ASMインスタンスを最新のソフトウェア・レベルにアップグレードすることもできます。しかし、Oracle Universal Installer(OUI)を使用して、Oracle ASMインスタンスをアップグレードする方法をお薦めします。以前のリリースのOracle ASMインスタンスが検出されると、OUIは自動的にデフォルトのアップグレード・モードになります。
Oracle Clusterwareがアップグレードされている場合、Oracle Grid InfrastructureホームでOracle ASMインスタンスをアップグレードする必要ありません。Oracle ASMは通常、Oracle Clusterwareアップグレードの一部としてアップグレードされます。
関連項目:
Oracle Grid Infrastructureのインストールおよびアップグレードの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle ASMのアップグレードの詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com
)の「記事」を参照してください。
注意:
この項で説明する手順では、Oracle ASMインスタンスのみをアップグレードします。Oracle DatabaseおよびOracle Enterprise Managerは、最新機能を装備しません。Oracle Databaseをアップグレードするには、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
図9-3 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントの「ASMのアップグレード」ページ
Oracle ASMインスタンスをアップグレードすると、Oracle ASM SPFILEをコピーまたは移動できます。SPFILEをコピーまたは移動した後で、新しい場所のSPFILEを使用するには、そのSPFILEを使用してインスタンスを再起動します。詳細は、「Oracle ASM初期化パラメータ・ファイルのバックアップ、コピーおよび移動について」を参照してください。
関連項目:
Oracle Databaseのアップグレードについては、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMのローリング・アップグレードの実行の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。