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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil repl terminate

目的

コマンドを実行するサイトで、Oracle ACFSファイルシステムのファイルのすべてのレプリケーション・アクティビティを停止します。

構文および説明

acfsutil repl terminate -h
acfsutil repl terminate primary mount_point
acfsutil repl terminate standby [immediate] mount_point

acfsutil repl terminate -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-37に、acfsutil repl terminateコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-37 acfsutil repl terminateコマンドのオプション

オプション 説明

primary

プライマリ・ファイルシステムのレプリケーションを停止します。

standby

スタンバイ・ファイルシステムのレプリケーションを停止します。

immediate

スタンバイ・ファイルシステムのレプリケーション処理を即時停止します。

mount_point

このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。

acfsutil repl terminateコマンドは、すべてのレプリケーション処理を停止します。レプリケーションを停止する場合、先にプライマリ・ファイルシステム、次にスタンバイ・ファイルシステムのレプリケーションを停止する必要があります。プライマリ・サイトを停止する前にすべての変更がスタンバイ・ファイルシステムに送信されたことを確認する場合は、すべてのアプリケーションを停止し、acfsutil repl syncコマンドを実行します。ファイルシステムをホストしている両方のサイトが利用可能な場合は、両方のサイトでterminateコマンドを実行する必要があります。

acfsutil repl terminate standbyの実行後は、スタンバイ・ファイルシステムを読取り/書込みモードで使用できます。acfsutil repl terminateがプライマリ・ファイルシステムまたはスタンバイ・ファイルシステムのいずれかで実行された後、acfsutil repl initコマンドを使用して最初からレプリケーションを開始する必要があります。

repl terminate standbyコマンドは、スタンバイ・ファイルシステムのレプリケーション・データが適用されるまで待機します。すべてのレプリケーション・データを適用せずにレプリケーションを即時停止する場合は、immediateオプションを使用します。しかし、このオプションではスタンバイ・ファイルシステムに不確定な状態のファイルが残されることがあります。

Oracle ACFSレプリケーションを一時的に停止するには、acfsutil repl pauseコマンド、その後すぐにacfsutil repl resumeコマンドを使用できます。

このコマンドを実行するには、システム管理者権限が必要です。

例16-31に、acfsutil repl terminateコマンドの使用を示します。

例16-31 acfsutil repl terminateコマンドの使用方法

$ /sbin/acfsutil repl terminate /acfsmounts/acfs1