目的
Oracle ACFSファイルシステムのトレース情報の収集のレプリケーション・トレース・レベルを設定します。
構文および説明
acfsutil repl trace -h acfsutil repl trace level mount_point
acfsutil
repl
trace
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-39に、acfsutil
repl
trace
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-38 acfsutil repl traceコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
トレース・レベル設定(0..6)を指定します。デフォルトのレベルは2です。 |
|
このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。 |
トレース・レベルを上げると、パフォーマンスに影響する場合があるので、Oracleサポート・サービスの推奨に従い実行する必要があります。
Oracle ACFSレプリケーションのトレース・ファイルは次の場所に保存されます。
GRID_HOME/log/hostname/acfsrepl* GRID_HOME/log/hostname/client/acfsutil.log
このコマンドを実行するには、システム管理者またはOracle ASM管理者権限が必要です。
例
例16-32に、acfsutil
repl
trace
コマンドの使用を示します。
例16-32 acfsutil repl traceコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil repl trace 5 /acfsmounts/acfs1