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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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spbackup

目的

Oracle ASM SPFILEをバックアップ・ファイルにバックアップします。

構文および説明

spbackup source destination

表10-18に、spbackupコマンドのオプションを示します。

表10-18 spbackupコマンドのオプション

オプション 説明

source

ソース・ファイルの名前を指定します。

destination

宛先のファイルを指定します。

spbackupは、ターゲット・ディスク・グループ内でSPFILEを作成せずに、同じまたは異なるディスク・グループ内でSPFILEの1つまたは複数のバックアップを作成する場合に使用する必要があります。

spbackupを使用する場合、次のことに注意してください。

  • spbackupでは、Oracle ASM SPFILEをディスク・グループからディスク・グループまたはオペレーティング・システム・ファイルにバックアップできます。

  • spbackupでは、Oracle ASM SPFILEをオペレーティング・システム・ファイルからディスク・グループにバックアップできます。

  • spbackupでは、オープンされたOracle ASMインスタンスでOracle ASM SPFILEが使用されている場合、Oracle ASM SPFILEをバックアップできます。

  • spbackupでは、同じディスク・グループで内にOracle ASM SPFILEの複数のバックアップを作成できます。

spbackupは、GPnPプロファイルに作用しません。作成されるバックアップ・ファイルは、特殊なファイル・タイプではなく、SPFILEとして識別されません。このバックアップ・ファイルはspcopyを使用してコピーできません。このバックアップ・ファイルをディスク・グループ間でコピーするには、ASMCMD cpコマンドを使用します。

SPFILEファイルとして識別されるディスク・グループ内のバックアップ・ファイルのコピーを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ASMCMD cpコマンドを使用して、バックアップ・ファイルをディスク・グループからオペレーティング・システム・ファイルにコピーします。cpを参照してください。

  2. ASMCMD spcopyコマンドを使用して、オペレーティング・システム・ファイルをディスク・グループにコピーします。spcopyを参照してください。

次に、spbackupコマンドの例を示します。1つ目の例では、dataディスク・グループのSPFILEをバックアップします。2つ目の例では、SPFILEをdataディスク・グループからfraディスク・グループにバックアップします。

例10-23 ASMCMD spbackupコマンドの使用方法

ASMCMD> spbackup  +DATA/asm/asmparameterfile/registry.253.721810181
                  +DATA/spfileBackASM.bak

ASMCMD> spbackup  +DATA/asm/asmparameterfile/registry.253.721810181
                  +FRA/spfileBackASM.bak