プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

dsset

目的

Oracle ASMインスタンスとそのクライアントで使用されるディスク検出文字列値を設定します。

指定するディスク文字列は、既存のマウント済ディスク・グループに対して有効である必要があります。更新された値はすぐに有効になります。

構文および説明

dsset [ --normal | --parameter | --profile [-f] ] diskstring

dssetコマンドの構文オプションの詳細は、表10-6を参照してください。

表10-6 dssetコマンドのオプション

オプション 説明

--normal

Grid Plug and Play(GPnP)プロファイルとOracle ASMインスタンスに検出文字列を設定します。指定した検出文字列によって必要なディスク・グループおよび投票ファイルがすべて検出されることをOracle ASMインスタンスで正常に検証された後に、更新が行われます。インスタンスでサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用していない場合、このコマンドは失敗します。

これがデフォルトの設定です。

--parameter

ディスク検出文字列によって現在マウントされているディスク・グループおよび投票ファイルがすべて検出されることが検証された後に、ディスク文字列がメモリー内で更新されることを指定します。ディスク文字列は、SPFILEまたはGPnPプロファイルに永続的に記録されません。

--profile [-f]

必要なディスク・グループをすべて検出できるかどうかをOracle ASMインスタンスで検証せずに、GPnPプロファイルにプッシュされるディスク検出文字列を指定します。更新は、クラスタを構成するすべてのノードに必ず伝播されます。

-f--profileとともに指定すると、クラスタ内の他のノードと同期せずに、指定したディスク文字列はローカルのGPnPプロファイルにプッシュされます。このコマンド・オプションは、ローカル・プロファイル・ファイルのみを更新します。このオプションはリカバリにのみ使用します。Oracle Clusterwareスタックが稼働している場合、コマンドは失敗します。

diskstring

ディスク検出文字列の値を指定します。

ディスク検出およびディスク検出文字列の詳細は、Oracle ASMディスク検出を参照してください。

次の例では、dssetを使用してディスク検出文字列の現在の値をGPnPプロファイルに設定します。

例10-7 ASMCMD dssetコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > dsset /devices1/disk*,/devices2/disk*