プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

acfsutil tag info

目的

Oracle ACFSファイルシステムのタグ付けされたディレクトリまたはファイルのタグ名を表示します。

構文および説明

acfsutil tag info -h
acfsutil tag info [-r] [-c -t tagname] path [path ...]
acfsutil tag info [-c -t tagname]

acfsutil tag info -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-26に、acfsutil tag infoコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-26 acfsutil tag infoコマンドのオプション

オプション 説明

-t tagname

表示するタグ名の文字列を指定します。文字列に空白文字が含まれる場合は引用符で囲みます。

path

1つまたは複数のファイルまたはディレクトリへのパス名を指定します。

-r

指定したパスでの再帰的アクションを指定します。

-c

タグ名での大/小文字区別なしの部分一致を指定します。

acfsutil tag infoコマンドは、指定したディレクトリ・パス名に-rオプションが含まれている場合に、すべての子ファイルおよびサブディレクトリに再帰的に操作を適用できます。

パス名を指定しないと、acfsutil tag infoコマンドはすべてのOracle ACFSマウント・ポイントでタグ付けされたファイルを検索します。

Oracle ACFSファイルシステムのタグ付けされたファイルのパスのみが表示されます。-t tagnameオプションを指定すると、指定したtagnameと完全に一致するタグ名を含むファイルのパスのみが表示されます。-cオプションを指定すると、tagnameは、正常に一致する大/小文字区別なしのタグ名のサブストリングを指定できます。たとえば、acfsutil tag info -c -t AGコマンドは、tag1agAGなどのタグ名を含むファイルのパス名を表示します。

任意のユーザーがこのコマンドを使用して、読取りアクセス権のあるディレクトリのタグ情報を表示できます。

セキュリティ・レルムで保護されたファイルまたはディレクトリで、acfsutil tag infoを実行すると失敗します。ユーザーがセキュリティ・レルムで保護されたディレクトリでacfsutil tag info-rオプションとともに実行し、そのユーザーにディレクトリの参照権限がない場合、出力は表示されません。この問題を解決するには、ユーザーをセキュリティ・レルムに追加し、ユーザーにREADDIR権限を付与する必要があります。Oracle ACFSセキュリティ・レルムへのオブジェクトの追加の詳細は、acfsutil sec realm addを参照してください。

次に、acfsutil tag infoコマンドの使用例を示します。

例16-21 acfsutil tag infoコマンドの使用方法

$ /sbin/acfsutil tag info -r /acfsmounts/acfs1/myrepfiles/