表16-25に、Oracle ACFSタグ付け用コマンドの概要を示します。
すべてのプラットフォームでacfsutil helpを実行して、ヘルプ・テキストを表示できます。すべてのプラットフォームでacfsutil versionを実行して、Oracle ACFSのバージョンを表示できます。
Windowsプラットフォームでコマンドにオプションを付けて入力するときには、オプションとともに-のかわりに/を使用します。たとえば、acfsutil -hを使用してLinuxプラットフォームでacfsutilのヘルプを表示できます。Windowsプラットフォームでは、acfsutil /hを使用します。
Windowsオペレーティング・システムでのマウント・ポイントには、ドライブ文字またはドライブ文字を含むディレクトリのどちらも指定できます。コマンドでドライブ文字を使用する場合、指定したドライブで最後にアクセスしたパスへのWindowsパス置換のトリガーを防ぐために、ドライブ文字にバックスラッシュ(\)を含めます(例: M:\)。
Solarisでは、acfsutil tagコマンドはシンボリック・リンク・ファイルでタグ名を設定できますが、バックアップおよびリストア・ユーティリティは、シンボリック・リンク・ファイルで明示的に設定されるタグ名を保存しません。また、シンボリック・リンク・ファイルは、移動、コピー、tarの使用またはpaxの使用が行われると、明示的に設定されたタグ名が失われます。
Oracle ACFSタグ付けの概要は、「Oracle ACFSタグ付け」を参照してください。Oracle ACFSタグ付けのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)の詳細は、「Oracle ACFSタグ付けの汎用アプリケーション・プログラミング・インタフェース」を参照してください。
表16-25 Oracle ACFSタグ付け用のコマンドの概要
| コマンド | 説明 |
|---|---|
Oracle ACFSファイルシステムのディレクトリまたはファイルのタグを表示します。 |
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Oracle ACFSファイルシステムのディレクトリまたはファイルにタグを追加します。 |
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Oracle ACFSファイルシステムのディレクトリまたはファイルからタグまたはすべてのタグ名を削除します。 |