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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil tag unset

目的

指定したファイルまたはディレクトリから特定のタグ名またはすべてのタグ名を削除します。

構文および説明

acfsutil tag unset -h
acfsutil tag unset [-v] [-r] {all | tagname} path [path ...]

acfsutil tag unset -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-28に、acfsutil tag unsetコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-28 acfsutil tag unsetコマンドのオプション

オプション 説明

all

パス文字列のすべてのタグの削除を指定します。

tagname

タグ名の文字列を指定します。文字列に空白文字が含まれる場合は引用符で囲みます。

path

1つまたは複数のファイルまたはディレクトリへのパス文字列を指定します。

-r

指定したパスでの再帰的アクションを指定します。

-v

操作の進行状況を表示します。

このコマンドは、指定したディレクトリ・パス名のすべての子ファイルおよびサブディレクトリに再帰的に操作を適用できます。

ファイルまたはディレクトリからタグ名を削除する場合、そのファイルまたはディレクトリの既存のタグは変更されません。

ターゲット・ファイルまたはディレクトリを変更する権限のあるユーザーはこのコマンドを実行できます。

ユーザーがセキュリティ・レルムで保護されたディレクトリでacfsutil tag unset-rオプションとともに実行し、そのディレクトリの参照権限がない場合、タグは削除されません。この問題を解決するには、ユーザーをセキュリティ・レルムに追加し、ユーザーにREADDIR権限を付与する必要があります。Oracle ACFSセキュリティ・レルムへのオブジェクトの追加の詳細は、acfsutil sec realm addを参照してください。

次に、acfsutil tag unsetコマンドの使用例を示します。

例16-23 acfsutil tag unsetコマンドの使用方法

$ /sbin/acfsutil tag unset repl_grp1 -r
     /acfsmounts/acfs1/myrepfiles/*.log