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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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レプリケーション用のOracle ACFSコマンドライン・ツール

表16-29に、Oracle ACFSレプリケーション用コマンドの概要を示します。Oracle ACFSレプリケーションの概要は、Oracle ACFSレプリケーションを参照してください。

すべてのプラットフォームでacfsutil helpを実行して、ヘルプ・テキストを表示できます。すべてのプラットフォームでacfsutil versionを実行して、Oracle ACFSのバージョンを表示できます。

Windowsプラットフォームでコマンドにオプションを付けて入力するときには、オプションとともに-のかわりに/を使用します。たとえば、acfsutil -hを使用してLinuxプラットフォームでacfsutilのヘルプを表示できます。Windowsプラットフォームでは、acfsutil /hを使用します。

Windowsオペレーティング・システムでのマウント・ポイントには、ドライブ文字またはドライブ文字を含むディレクトリのどちらも指定できます。コマンドでドライブ文字を使用する場合、指定したドライブで最後にアクセスしたパスへのWindowsパス置換のトリガーを防ぐために、ドライブ文字にバックスラッシュ(\)を含めます(例: M:\)。

Windowsプラットフォームでドライブ文字マウントポイントをレプリケーション・コマンドで指定するときには、後続のバックスラッシュを使用する必要があります。たとえば、ドライブ文字マウントポイントにp:\ (not p:)を使用します。後続のバックスラッシュを省略する場合、ドライブ文字をそのドライブで最後にアクセスしたパスと置き換えるWindowsパス置換機能がトリガーされます。

表16-29 Oracle ACFSレプリケーション用のコマンドの概要

コマンド 説明

acfsutil repl bg

Oracle ACFSレプリケーション・バックグラウンド・プロセスを開始、停止、または情報を表示します。

acfsutil repl compare

Oracle ACFSファイルシステム上でファイルがレプリケートされていることを確認します。

acfsutil repl info

Oracle ACFSファイルシステムのレプリケーション・プロセスに関する情報を表示します。

acfsutil repl init

Oracle ACFSファイルシステムのファイルのレプリケーションを開始します。

acfsutil repl pause

Oracle ACFSファイルシステムのレプリケーションを一時停止します。

acfsutil repl resume

Oracle ACFSファイルシステムのレプリケーションを再開します。

acfsutil repl sync

プライマリおよびスタンバイ・ファイルシステムを同期します。

acfsutil repl terminate

Oracle ACFSファイルシステムのファイルのすべてのレプリケーション・アクティビティを停止します。

acfsutil repl trace

レプリケーション情報のトレース・レベルを指定します。

acfsutil repl update

レプリケーションの実行中にレプリケーション情報を更新します。