この章では、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)の構成前にストレージ・サブシステムに関して考慮すべき問題について説明します。Oracle ASMの使用目的でストレージを準備する場合は、まずシステムのストレージ・オプションを決定し、次に特定のオペレーティング・システム環境に対してディスク・ストレージを準備する必要があります。
システムのストレージを構成する場合、システムの初期容量および今後の増加に対応した計画を検討する必要があります。Oracle ASMによって増加に対応する作業が容易になります。ただし、増加計画はOracle ASMディスクのサイズなどの選択に影響を与える可能性があります。また、I/Oパフォーマンスがストレージ・ディスクだけでなく、ストレージとホスト間のインターコネクトに依存するかどうかも検討する必要があります。クラスタ内のノードの数を増やすにつれて、ストレージ・サブシステムも拡張する必要があります。
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