目的
Solarisオペレーティング・システムでOracle ACFSファイルシステムをマウントします。
構文および説明
mount -F acfs -o h /tmp /dev/null mount -F acfs [-r] [-o options] volume_device mount_point
mount
-F
acfs
-o
h
/tmp
/dev/null
は使用方法のテキストを表示して終了します。
表16-9に、mount
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-9 Solaris mountコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
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Solarisでのファイルシステムのタイプを指定します。 |
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読取り専用モードでマウントします。 |
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オプションが続くことを示します。オプションは 次のオプションを使用できます。
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このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。 |
mount
は、ディレクトリの名前であるマウント・ポイントでOracle ACFS階層にファイルシステムをアタッチします。マウントは、mountコマンドが発行されたノードで起こります。ファイルシステムがこのノードでディスマウントの状態でない場合、mountコマンドはエラーを戻します。
マウント失敗の原因をmount
mountコマンドに戻すことは、いつでもできるわけではありません。これが起こると、Oracle ACFSは失敗の原因をシステム・コンソールおよび関連付けられたシステム・ログ・ファイルに書き込みます。
mount
の実行に成功すると、V$ASM_VOLUME
ビューのMOUNTPATH
フィールドに、ファイルシステムがマウントされたディレクトリ名が表示されます。
Oracle ACFSファイルシステムは1つのマウント・ポイントにのみマウントされます。同じマウント・ポイント名をすべてのクラスタ・メンバーで使用する必要があります。
mount
を実行するにはroot
権限が必要です。
例
1つ目の例は、マウント・ポイント/acfsmounts/acfs1
にvolume1-123
をマウントする方法を示しています。2つ目の例は、登録済のOracle ACFSファイルシステムをすべてマウントする方法を示しています。-o
all
オプションを指定する場合は、プレースホルダ引数に、ボリューム・デバイス名およびマウント・ポイントを入力する必要があります。ボリューム・デバイスは、none
などのダミー値でもかまいません。マウント・ポイントには、/tmp
などの有効なディレクトリを指定できます。
例16-7 mountコマンドの使用方法
# /sbin/mount -F acfs /dev/asm/volume1-123 /acfsmounts/acfs1 # /sbin/mount -F acfs -o all none /tmp