目的
Solarisオペレーティング・システムでOracle ACFSファイルシステムを作成します。
構文および説明
mkfs -F acfs -o h /dev/null mkfs -F acfs [-o options] volume_device size
mkfs
-F
acfs
-o
h
/dev/null
は使用方法のテキストを表示して終了します。
表16-8に、mkfs
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-8 Solaris mkfsコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
Solarisでのファイルシステムのタイプを指定します。 |
|
オプション(f、h、n、v)が続くことを示します。オプションは
|
|
Oracle ADVMデバイス・ファイルを指定します。 |
|
ファイルシステムのサイズを512バイトの単位か、または |
mkfs
は、Oracle ACFSファイルシステムのマウントに必要なディスク上の構造を作成するために使用できます。mkfs
コマンドは、ファイルシステムの作成に使用される従来のLinuxコマンドです。mkfs
の実行に成功すると、V$ASM_VOLUME
ビューのUSAGE
列にはACFS
が表示されます。root
権限は必要ありません。ボリューム・デバイス・ファイルの所有者が、このコマンドを実行できます。
最初のファイルシステム・サイズは200 MBです。
mkfs
を機能させるには、Oracle ACFSドライバをロードする必要があります。
例
Oracle ACFSファイルシステムを作成する前に、まずOracle ADVMボリューム・デバイスが使用可能かどうか確認します。ASMCMD volinfo
コマンドを使用すれば、ボリュームおよびボリューム・デバイスの情報を表示できます。
ASMCMD [+] > volinfo -a ... Volume Name: VOLUME1 Volume Device: /dev/asm/volume1-123 State: ENABLED ...
「ASMCMDによるOracle ADVMの管理」を参照してください。
次に、ボリューム・デバイス・ファイルにOracle ACFSファイルシステムを作成します。
例16-6 mkfsコマンドの使用方法
$ /usr/sbin/mkfs -F acfs /dev/asm/volume1-123