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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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Oracle ASMでの表領域の作成

Oracle ASMで永続表領域のデータファイル(または一時表領域の一時ファイル)を作成すると、そのデータファイルは自動拡張可能に設定され、最大サイズは無制限、デフォルト・サイズは100MBになります。AUTOEXTEND句を使用すると、このデフォルトの拡張性を無効にできます。また、SIZE句を使用すると、デフォルト・サイズを無効にできます。

Oracle ASMでは、データファイルのシステム・デフォルト・テンプレート(ディスク・グループ・テンプレートの管理の表を参照)で指定したとおりに、属性がデータファイルに適用されます。独自のテンプレートを作成して指定することもできます。

表領域内のファイルは、表領域履歴のためOracle ASMファイルとOracle ASM以外のファイルの両方に含まれることがあります。RMANコマンドを使用すると、Oracle ASM以外のファイルをOracle ASMディスク・グループに再配置し、Oracle ASMファイルをOracle ASM以外のファイルとして再配置できます。

たとえば、dataというディスク・グループがある場合、次のSQL文を使用すると、そのディスク・グループ内に表領域tblspaceを作成できます。

SQL> CREATE TABLESPACE tblspace DATAFILE '+data';

次の例では、デフォルト設定のOracle ASMの使用例を示します。Oracleが提供するデフォルト(ほとんどの状況に適している)を使用して、Oracle ASMで表領域データファイルの作成と管理を行います。

次の初期化パラメータ設定になっていることを前提とします。

DB_CREATE_FILE_DEST = +data

次の文では、表領域とデータファイルが作成されます。

SQL> CREATE TABLESPACE tblspace;