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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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AIX環境用のOracle ACFSコマンドライン・ツール

AIXにOracle ACFSおよびOracle ADVMをOracle Grid Infrastructureとともにインストールすると、いくつかのシステム・セキュリティ・クラス(認証)がOracle ACFSおよびOracle ADVMの操作用に作成されます。これらの認証により、次の操作が可能になります。

これらの認証は、デフォルトではOracle Grid InfrastructureユーザーおよびOracle ASM管理者に割り当てられるロール(oracle_devmgmt)に集められます。インストール後にlsroleまたはrolelistコマンドを実行してこの新しいロールを確認できます。これらのコマンドは、ユーザーにOracle ACFSおよびOracle ADVMを管理するための適切な認証があることを確認するために、いつでも実行できます。

たとえば、Oracle ASM管理者として次を実行します。

$ rolelist -e
 oracle_devmgmt

AIXオペレーティング・システムで最初のインストール後、rootスクリプトが実行されたシェルは、新しいロールを継承しません。このロールがユーザーにない場合、Oracle ACFSまたはOracle ADVMの操作を実行する前に、swroleコマンドを実行する必要があります。

たとえば、Oracle ASM管理者として次を実行します。

$ swrole oracle_devmgmt

または、新しいシェルを開き、Oracle ACFSまたはOracle ADVMの操作を実行します。

Oracle Grid Infrastructureの削除中に、oracle_devmgmtロールおよびそれに関連する認証はシステムから削除されます。

関連項目:

AIX上のOracle Grid Infrastructureの場合、インストールの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドfor IBM AIX on POWER Systems (64-Bit)』を参照してください。

注意:

ディスク・グループがAIX上でforceオプションでディスマウントされた場合、そのディスク・グループにあったすべてのOracle ADVMボリューム・デバイス・ファイルはシステムに残ります。これらのファイルは、ディスク・グループが再びマウントされるときに削除されます。

表16-11に、AIXオペレーティング・システム用のOracle ACFSコマンドの概要を示します。表16-11に示すコマンドは、AIXでOracle ACFSをサポートする追加オプションによって拡張されています。

表16-11 AIX用のOracle ACFSコマンドの概要

コマンド 説明

fsck

AIXでOracle ACFSファイルシステムをチェックおよび修復します。

mkfs

AIXでOracle ACFSファイルシステムを作成します。

mount

AIXでOracle ACFSファイルシステムをマウントします。

umount/umountall

AIXでOracle ACFSファイルシステムをディスマウントします。