AIXにOracle ACFSおよびOracle ADVMをOracle Grid Infrastructureとともにインストールすると、いくつかのシステム・セキュリティ・クラス(認証)がOracle ACFSおよびOracle ADVMの操作用に作成されます。これらの認証により、次の操作が可能になります。
Oracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスの構成
Oracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスの削除
Oracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスの定義
これらの認証は、デフォルトではOracle Grid InfrastructureユーザーおよびOracle ASM管理者に割り当てられるロール(oracle_devmgmt
)に集められます。インストール後にlsrole
またはrolelist
コマンドを実行してこの新しいロールを確認できます。これらのコマンドは、ユーザーにOracle ACFSおよびOracle ADVMを管理するための適切な認証があることを確認するために、いつでも実行できます。
たとえば、Oracle ASM管理者として次を実行します。
$ rolelist -e oracle_devmgmt
AIXオペレーティング・システムで最初のインストール後、rootスクリプトが実行されたシェルは、新しいロールを継承しません。このロールがユーザーにない場合、Oracle ACFSまたはOracle ADVMの操作を実行する前に、swrole
コマンドを実行する必要があります。
たとえば、Oracle ASM管理者として次を実行します。
$ swrole oracle_devmgmt
または、新しいシェルを開き、Oracle ACFSまたはOracle ADVMの操作を実行します。
Oracle Grid Infrastructureの削除中に、oracle_devmgmt
ロールおよびそれに関連する認証はシステムから削除されます。
関連項目:
AIX上のOracle Grid Infrastructureの場合、インストールの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドfor IBM AIX on POWER Systems (64-Bit)』を参照してください。
注意:
ディスク・グループがAIX上でforceオプションでディスマウントされた場合、そのディスク・グループにあったすべてのOracle ADVMボリューム・デバイス・ファイルはシステムに残ります。これらのファイルは、ディスク・グループが再びマウントされるときに削除されます。
表16-11に、AIXオペレーティング・システム用のOracle ACFSコマンドの概要を示します。表16-11に示すコマンドは、AIXでOracle ACFSをサポートする追加オプションによって拡張されています。
表16-11 AIX用のOracle ACFSコマンドの概要
コマンド | 説明 |
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AIXでOracle ACFSファイルシステムをチェックおよび修復します。 |
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AIXでOracle ACFSファイルシステムを作成します。 |
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AIXでOracle ACFSファイルシステムをマウントします。 |
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AIXでOracle ACFSファイルシステムをディスマウントします。 |