目的
Oracle ACFSファイルシステムを削除します。
構文および説明
acfsutil rmfs -h acfsutil rmfs device acfsutil rmfs device -b
acfsutil
rmfs
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-95に、acfsutil
rmfs
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-95 acfsutil rmfsコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
フォーマットされたOracle ACFSデバイス・ファイルを指定します。 |
|
バッチ・モードを指定します。ユーザー操作は必要ありません。 |
acfsutil
rmfs
は、ディスマウントされるOracle ACFSを削除するために使用できます。コマンドを実行すると、ファイルシステムのスーパーブロックは無効になります。このコマンドを実行するには、root
権限またはasmadmin
権限が必要です。オペレーティング・システム・グループの権限の詳細は、「Oracle ASMの権限について」を参照してください。
acfsutil
rmfs
が正常に実行されると、V$ASM_VOLUME
ビューのMOUNTPATH
列およびUSAGE
列が、そのデバイス用に消去されます。削除されたOracle ACFSは、fsck
またはacfschkdsk
を使用してリストアできます。デバイスは、mkfs
コマンドまたはacfsformat
コマンドを使用して、新しいOracle ACFSで再フォーマットできます。
例
次に、acfsutil
rmfs
の使用例を示します。この例では、指定されたボリューム・デバイス・ファイルおよび関連するファイルシステムを削除します。
例16-89 acfsutil rmfsコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil rmfs /dev/asm/volume1-123