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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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Oracle ASMファイル・アクセス制御のためのディスク・グループ属性の設定

Oracle ASMファイル・アクセス制御を管理するには、ACCESS_CONTROL.ENABLEDおよびACCESS_CONTROL.UMASKディスク・グループ属性を設定する必要があります。ALTER DISKGROUP SQL文でディスク・グループを変更して属性を設定するか、またはASMCMD setattrコマンドを使用して属性を設定できます。ASMCMD setattrコマンドの詳細は、setattrを参照してください。

ファイル・アクセス制御を既存のディスク・グループに対して設定した場合、作成済のファイルはすべてのユーザーからアクセス可能なままになります。これを避けるには、ALTER DISKGROUP SET PERMISSIONSQL文を実行するか、ASMCMD chmodコマンドを実行して権限を制限します。ASMCMD chmodコマンドの詳細は、chmodを参照してください。

Oracle ASMファイル・アクセス制御を有効にするには、COMPATIBLE.ASMおよびCOMPATIBLE.RDBMSディスク・グループ属性を11.2以上に設定する必要があります。ディスク・グループの互換性属性の詳細は、ディスク・グループの互換性を参照してください。

Oracle ASMファイル・アクセス制御を制御するディスク・グループ属性は次のとおりです。

例4-11に、SQL*Plusを使用してディスク・グループに対するOracle ASMファイル・アクセス制御を有効にする方法を示します。この例では、umask権限設定は026で、これにより、所有者には読取り/書込みアクセス(0を使用して何もマスクしない)、グループのユーザーには読取りアクセス(2を使用して書込み権限をマスク)が有効になり、グループに属さない他のユーザーにはアクセスが許可されません(6を使用してすべてのアクセスをマスク)。

例4-11 Oracle ASMファイル・アクセス制御の設定

ALTER DISKGROUP data1 SET ATTRIBUTE 'access_control.enabled' = 'true';
ALTER DISKGROUP data1 SET ATTRIBUTE 'access_control.umask' = '026';