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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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chmod

目的

ファイルまたはファイルのリストの権限を変更します。

構文および説明

chmod mode file [file ...]

modeの書式は、次のいずれかです。

  • { ugo | ug | uo | go | u | g | o | a } {+|- } {r|w |rw}

    aはすべてのユーザーに対する権限を、uはファイルの所有者に対する権限を、gはグループ権限を、oはその他のユーザーに対する権限を指定します。

  • { 0|4|6} {0|4|6} {0|4|6}

    1桁目は所有者権限、2桁目はグループ権限、3桁目はその他の権限を指定します。

表10-69に、chmodコマンドの構文オプションを示します。

表10-69 chmodコマンドのオプション

オプション 説明

6

読取り/書込み権限

4

読取り専用権限

0

権限なし

u

所有者権限。rまたはwとともに使用します。

g

グループ権限。rまたはwとともに使用します。

o

その他のユーザー権限。rまたはwとともに使用します。

a

すべてのユーザー権限。rまたはwとともに使用します。

+

権限を追加します。rまたはwとともに使用します。

-

権限を削除します。rまたはwとともに使用します。

r

読取り権限

w

書込み権限

file

ファイルの名前

このコマンドには、1つのファイル名または空白で区切られた複数のファイル名を指定できます。

ファイル権限は、読取り/書込み、読取り専用および権限なしにのみ設定できます。ファイル権限を書込み専用に設定することはできません。

オープン・ファイルの権限設定を変更した場合、ファイルで現在実行中の操作は、古い権限設定を使用して完了します。再認証が必要な場合、新しい設定が有効になります。

ファイルに対する権限を表示するには、--permissionオプションを指定したASMCMD lsコマンドを使用します。lsを参照してください。

次に、chmodコマンドの例を示します。この例では、指定されたファイルの権限を変更します。

例10-78 ASMCMD chmodコマンドの使用方法

ASMCMD [+fra/orcl/archivelog/flashback] > chmod ug+rw log_7.264.684968167 log_8.265.684972027

ASMCMD [+fra/orcl/archivelog/flashback] > chmod 640 log_7.264.684968167 log_8.265.684972027

ASMCMD [+] > ls --permission +fra/orcl/archivelog/flashback
User      Group      Permission  Name
grid      asm_fra     rw-r-----  log_7.264.684968167
grid      asm_fra     rw-r-----  log_8.265.684972027