目的
指定した場所に、Oracle ASMまたはデータベース・インスタンスのパスワード・ファイルを移動します。
構文および説明
pwmove { --asm | --dbuniquename string } source destination [-f]
表10-14に、pwmoveコマンドのオプションを示します。
表10-14 pwmoveコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
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pwmoveは、あるディスク・グループから別のディスク・グループに、オペレーティング・システムからディスク・グループに、またはディスク・グループからオペレーティング・システムに、パスワード・ファイルを移動します。—fオプションを指定すると、パスワード・ファイルを同じディスク・グループ内のファイルに移行できます。
CRSDリソースを特定するには、–-asmまたは--dbuniquenameのいずれかが必要です。
パスワードを移動するディスク・グループのcompatible.asmディスク・グループ属性を12.1以上に設定する必要があります。
Oracle ASMおよびデータベースのパスワード・ファイルを管理するには、SYSASMまたはSYSDBA権限が必要です。
例
次の例では、あるディスク・グループから別のディスク・グループにパスワード・ファイルを移動します。
例10-16 ASMCMD pwmoveコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > pwmove --asm +FRA/orapwasm_bak +DATA/orapwasm moving +FRA/orapwasm_bak -> +DATA/orapwasm