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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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pwmove

目的

指定した場所に、Oracle ASMまたはデータベース・インスタンスのパスワード・ファイルを移動します。

構文および説明

pwmove { --asm | --dbuniquename string } source  destination [-f]

表10-14に、pwmoveコマンドのオプションを示します。

表10-14 pwmoveコマンドのオプション

オプション 説明

--asm

--asmオプションは、ASMCMDがログインしているOracle ASMインスタンスに、パスワード・ファイルを関連付けます。

--dbuniquename string

--dbuniquename stringオプションは、パスワード・ファイルに関連付けられた一意のデータベース名を特定します。

source

source値は、既存のパスワード・ファイルが存在する場所を特定します。

destination

destination値は、パスワード・ファイルを移動する場所を特定します。

-f

—fオプションは、関連付けられたリソースのパスワード・ファイルを消去し、新しいファイルを登録します。

pwmoveは、あるディスク・グループから別のディスク・グループに、オペレーティング・システムからディスク・グループに、またはディスク・グループからオペレーティング・システムに、パスワード・ファイルを移動します。—fオプションを指定すると、パスワード・ファイルを同じディスク・グループ内のファイルに移行できます。

CRSDリソースを特定するには、–-asmまたは--dbuniquenameのいずれかが必要です。

パスワードを移動するディスク・グループのcompatible.asmディスク・グループ属性を12.1以上に設定する必要があります。

Oracle ASMおよびデータベースのパスワード・ファイルを管理するには、SYSASMまたはSYSDBA権限が必要です。

次の例では、あるディスク・グループから別のディスク・グループにパスワード・ファイルを移動します。

例10-16 ASMCMD pwmoveコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > pwmove --asm +FRA/orapwasm_bak +DATA/orapwasm
moving +FRA/orapwasm_bak -> +DATA/orapwasm