プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

rm

目的

指定したOracle ASMファイルおよびディレクトリを削除します。

構文および説明

rm [-f|-r] pattern [pattern...]

表10-39に、rmコマンドの構文オプションを示します。

表10-39 rmコマンドのオプション

オプション 説明

-r

ファイルおよびサブディレクトリを再帰的に削除します。

-f

確認を求めずにファイルおよびサブディレクトリを削除します。

pattern

ファイル、ディレクトリまたはワイルドカード・パターンの名前。

patternがファイルまたはエイリアスの場合は、これらが現在使用中でない場合のみrmコマンドで削除できます。patternがディレクトリの場合は、(-rフラグを使用していなければ)そのディレクトリが空であり、システム生成のディレクトリではない場合のみrmコマンドで削除できます。patternがエイリアスの場合は、エイリアスおよびエイリアスが参照するファイルの両方がrmによって削除されます。エイリアスのみ削除し、エイリアスが参照するファイルを保持する場合は、rmaliasコマンドを使用します。

注意:

システム生成ディレクトリ内のファイルをすべて削除すると、そのディレクトリは削除されます。親ディレクトリが空の場合、親ディレクトリもすべて削除されます。

patternには、ワイルドカード文字を指定できます。詳細は、ワイルドカード文字を参照してください。

ワイルドカードを使用する場合、rmコマンドでは、(-rフラグを使用していなければ)空ではないディレクトリを除き、一致するものをすべて削除します。再帰的に削除するには、-rフラグを使用します。-rオプションにより、空ではないディレクトリと、そのディレクトリとその下のディレクトリ・ツリー全体の中にあるすべてのファイルとディレクトリを削除できます。-rフラグまたはワイルドカード文字を使用すると、-fフラグを指定した場合を除き、rmコマンドを続行する前に削除を確認するプロンプトが表示されます。ワイルドカード文字がエイリアスまたはエイリアスを持つシステム生成のファイルと一致する場合は、エイリアスおよびエイリアスが参照するシステム生成のファイルの両方が削除されます。-rフラグを使用してワイルドカード・パターンと一致するエイリアスを削除する場合は、エイリアスまたはエイリアスを含むシステム生成のファイルは、rmコマンドを実行するディレクトリ内に存在している必要があります。

たとえば、+data/orcl/DATAFILE/System.256.146589651を指し示すユーザーのエイリアス+data/dir1/file.aliasがある場合、rm -r +data/dir1コマンドを実行すると、+data/dir1/file.aliasおよび+data/orcl/DATAFILE/System.256.146589651が削除されます。

次に、rmコマンドの例を示します。1つ目の例では、myexamples.bakファイルを削除します。2つ目の例では、subdir2ディレクトリおよびその内容を削除します。

例10-49 ASMCMD rmコマンドの使用方法

ASMCMD [+data/orcl/datafile] > rm myexamples.bak

ASMCMD [+data] > rm -r subdir2
You may delete multiple files and/or directories. 
Are you sure? (y/n) y