プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

ワイルドカード文字

ワイルドカード文字の*および%は、絶対パスまたは相対パス内の0文字以上に一致します。絶対パスまたは相対パスは、完全なディレクトリまたはファイル名の入力を保存します。これら2つのワイルドカード文字の動作は同じです。ワイルドカードは、cddufindlslsattrlsdglsdsklsgrplsusrrmなど、様々なASMCMDコマンドで使用できます。

cdでワイルドカード文字を使用する場合、ワイルドカードのパターンと一致するのが1つのディレクトリのみの場合、cdはそのディレクトリを目的のディレクトリに変更します。ワイルドカードのパターンが複数のディレクトリと一致する場合、ASMCMDはディレクトリを変更せず、エラーが戻されます。

非対話モードでASMCMDコマンドを実行する場合、ほとんどのオペレーティング・システムで、ワイルドカード文字を引用符で囲む必要があります。詳細は、非対話モードでのASMCMDの実行を参照してください。

例10-1に、ワイルドカードの使用例を示します。

例10-1 ASMCMDコマンドでのワイルドカードの使用方法

ASMCMD [+] > cd +data/orcl/*FILE
ASMCMD-08005: +data/orcl/*FILE: ambiguous

ASMCMD [+] > cd +data/orcl/C*
ASMCMD [+data/orcl/CONTROLFILE] >

ASMCMD [+] > ls +fra/orcl/A%
2009_07_13/
2009_07_14/

ASMCMD [+] >  ls +fra/orcl/ARCHIVELOG/2009%

+fra/orcl/ARCHIVELOG/2009_07_13/:
thread_1_seq_3.260.692103543
thread_1_seq_4.261.692108897
thread_1_seq_5.262.692125993
thread_1_seq_6.263.692140729
thread_1_seq_7.264.692143333
 
+fra/orcl/ARCHIVELOG/2009_07_14/:
thread_1_seq_8.271.692158265
thread_1_seq_9.272.692174597

ASMCMD [+] > ls data/orcl/*

+data/orcl/CONTROLFILE/:
Current.260.692103157

+data/orcl/DATAFILE/:
EXAMPLE.265.692103187
SYSAUX.257.692103045
SYSTEM.256.692103045
UNDOTBS1.258.692103045
USERS.259.692103045

+data/orcl/ONLINELOG/:
group_1.261.692103161
group_2.262.692103165
group_3.263.692103169

+data/orcl/PARAMETERFILE/:
spfile.266.692103315

+data/orcl/TEMPFILE/:
TEMP.264.692103181
spfileorcl.ora