エイリアスは、システム生成のファイル名への参照またはポインタとなるファイル名です。ただし、エイリアスはユーザーにわかりやすい名前です。UNIXまたはLinuxコンピュータでのシンボリック・リンクと同様です。Oracle ASMファイル名の管理を簡略化するためにエイリアスを作成できます。エイリアスは、mkalias
ASMCMDコマンドまたはSQL ALTER
DISKGROUP
コマンドを使用して作成できます。
エイリアスの完全パスの一部には、少なくともディスク・グループ名が含まれます。エイリアスは、ディスク・グループ・レベル、システム生成またはユーザー作成の任意のサブディレクトリで作成できます。次にエイリアスの例を示します。
+data/ctl1.f +data/orcl/ctl1.f +data/mydir/ctl1.f
ASMCMDのls
(ディレクトリのリスト)に-l
フラグを付けて実行すると、各エイリアスは、参照するシステム生成のファイルとともにリストされます。
ctl1.f => +data/orcl/CONTROLFILE/Current.256.541956473
エイリアスの詳細は、「エイリアスOracle ASMファイル名形式」を参照してください。